ハロー！エブリバディー！！（って、どうゆう意味？）

と言うことで、クローゼットの隅から懐かしい写真と共に日記帳が出てきたので、
今日から約一か月間若い時に行った『米国漂流記』の時の写真を交え日記を
綴って行きたいと思います。
今でも誤字脱字が多いのですが、当時はそれに輪を掛けて漢字を使えて
いないので、そのまま書くと意味不明な個所が多々あるので、”トップギア！！”
では少し修正をして書いていきますので。

登場人物　俺＝あたくし　藤田＝友人　高校時代の同級生で共に２１歳。
カッコ内は、今思う言葉です。

それでは、すた～と。

日本２/１４（日）ＡＭ１２：３０　　ＬＡ２/１３（土）ＡＭ６：３０

今、ＪＡＬ６２便１９：５０分発のＬＡ行きのジャンボに乗っている。
はっきりと言って、とうとうやってしまったっていう感じだ。
不安と希望で胸と頭と腹がいっぱいだ。

このジャンボに乗るまででも色々な事が俺達にはあったから、千歳で航空券を
ＪＡＬに出すのにＡＮＡに出して恥をかいた。第２はなぜか知らないけど俺だけ
ピンポンとブザーが鳴った。成田に着いても第３に藤田がピンポン！とまるで
クイズ番組の正解のような音を出していた。（田舎もんなのでめっちゃ緊張していました）

第４にまた俺だ。荷物の券をなくしてしまった。スチュワーデスさんに聞いたら
多分、大丈夫と言ってくれたけど俺のおでこにはあぶら汗がまるでカニのアワの
ように吹き出ていた。

窓側がＦＵＪＩＴＡ（なぜかローマ字）、隣が俺でその横がなんか訳のわからん
おばさんだ。と言うのは顔は日本人で言葉も日本人でアメリカ人だからだ。
ただの日系人かもしれない移じゅう者かもしれない。でも、親切な方で
「もし、ＬＡで何か困った事があればＴＥＬしなさい」と言ってＴＥＬナンバーを教えて
くれた。

なぜかおちつかない。結衣ちゃんがもう仕事終わったくらいだ。
あれ？機体がゆれはじめてきた。この辺はよくゆれるらしい、そろそろ寝ようかなと。
起きた時には本当に雲の上にいない事をねがって。　good night（日記ではまったくの
出鱈目な字になっていました）

追記　小さい時からの憧れだった「アメリカ」　中古のハイラックス・サーフを１２０万で
売って旅費にしました。当時は就労ビザはなく、一ヶ月も滞在するのは「不法就労」と
疑われるので、観光や買い物と言うのを証明するために円山にある米国領事館へ行き
「私たちは米国で働くのではなく、小さい時からの憧れでもあるアメリカを観たり買い物を
するために行きます」みたいな手紙を書いて領事の了承を得るという手続きをしました。

字の上手そうな女性の友達に手紙を書いてもらい、ドキドキしながら領事館へ行き、
緊張の面持ちで二人して手紙を出すと、「ＯＫ！」とウィンクまでして承諾を得ました。
以外とあっさりだったので、藤田と顔を見合わせて「？？？」と拍子抜けしてしまいました。

飛行機の中で見ず知らずのリーゼントの兄ちゃんに「何か困ったら」と電話番号まで
渡してくれておばさんには本当に感謝でした。けど、朝食でそのおばさんにケチャップを
掛けてしまい、おばさんは気づいていなかったのですが、あとで「！？」となるだろうと
思い「電話できねーな」と思い、電話しませんでした。（素直に謝るべきでした）




こんな感じだったので、スチュワーデスさんが「音楽関係のお仕事で
アメリカへ行くんですか？」と言われちゃいました。（悪い気はしなかったですね）