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今日は楽しい「ひな祭り」。

今日は3月3日「ひな祭り」です。

あたくしの家は小さい時から男二人兄弟だったので
(って、普通は小さい時からだよね)、「ひな人形」は家で見たことがありませんが、
友達の家に行き何となく見た記憶がある様な無いようなくらいです。

本日は、数少ない「ひな祭り」の思い出なんぞを語らいたいと思います。

小さい時って、よく”替え歌”を作ったりしたものですよね、
ご多分にもれず、あたくしもかなりの替え歌を作って、時には周囲を
喜ばせ、また時には周囲から”ヒンシュク”をかったものです。

あれは、小学2年生の時です、あたくしの隣に座っていた
”平山のふみちゃん”と言う、全身”母性の塊”のような女子がおりました。

そうですねー、例えて言うと「日本のお母さん」と言われた、
女優の”京塚昌子(きょうづかまさこ)”さんのような感じの人でした。

その”ふみちゃん”と二人して、と言うか、ほとんど”ふみちゃん”が
作ったようなものですが、ひな祭りの歌で「うれしいひな祭り」を替え歌に
しようと言う事になり、出来た歌詞がこんな感じです。

あかりをつけましょ 豆電球
お花をあげましょ 腐れ花~
五人ばやしの ギャングども~
今日はたのしい 金庫やぶり~

と言う替え歌を作り、二人して満面の笑顔で小学2年らしからぬ
出来栄えに喜んで歌っておりましたら、

担任の”佐藤妙子”先生が、たまたま廊下を通りかかった時に
この替え歌を聴いてしまい、

「かとう君!あなた何をうたってるの!!」と、あろうことか、奥歯を
噛み締めながら近づいてきて、
あたくしの”いたいけな”ほっぺたをつねり上げるではございませんか。

人間と言うのは、大人や子供に関係なく、いざとなったら自分が
可愛いと申しましょうか、薄情とでも申しましょうか、周りで一緒に
楽しんでいたはずの”竹馬の友”は、みな一斉に部外者のような
顔をして、あたくしが”佐藤妙子”先生に”いたいけな”ほっぺたを
つねり上げられる様を遠巻きに見ているのでありました。。。。。

唯一、側にいたのは、一緒に作った(と言うか、ほとんど”ふみちゃん”だけど)、
”ふみちゃん”だけが心配そうな顔で、あたくしの側にいてくれたのです。
(さすが”全身母性の塊”です)

「かとう君!いい!もう、このような歌は歌わないでちょうだいね!!」
あたくし「はい」と言うつもりが、”いたいけな”なほっぺたをつねり上げられて
いるので、「はい」ではなく「は~う」になってしまいましたが何か。。。。。

水色というか、なんて言うのか言葉では表現できないジャージを着た
”佐藤妙子”先生は「は~う」を聞いて去っていき、残された教室には
何とも言えない”微妙な空気”だけが残っていたのを、子供心にも
しっかりと脳裏に焼きついております。

「かとうくん、大丈夫?」と”ふみちゃん”は優しく声を掛けてくれて、
あたくしは「うん、あのブタ!」なんぞと”ブルジョア”階級には似合わない、
下品な言葉を気が付けば普通にはいていたのです。

でも、その後も小さい声で”ふみちゃん”と二人で歌っておりました。
一応、”内藤”にも声を掛けたのですが、「俺はいい、俺はいいよ」と
すっかりビビッテしまっていた様子でした。

それが、数少ない「ひな祭り」の思い出です。

そうだ!今日は「なのはなキッチン」の”久笑(ひさえ)”の誕生日
なのです。きっと、この日に生まれたとき”久笑”の家族は奇跡でも
起きたかのごとく、大喜びしたんだろな~。

それと、”祥子”昨日はありがとうね。

うん?これを書いていて、今さらですが”なぜ?”あたくししか
叱られなかったんだろうか・・・・・。