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仕事に選ばれる人生。

あたくし、たまに思うことがあります。
あたくしが、この仕事を選んだのではなく、仕事があたくしを選んでくれたんじゃないのか?と。

いつの間にか、自分が選んで今があると粋がっていたけど、本当は仕事に選ばれたんだと。

なぜ?そう思ったかと言うと、この仕事をする前に幾つか働いて、それなりに頑張って
その中にはとてもいい人もいて、家に呼ばれてご飯やお酒を食べさせてもらったり、
一緒に飲みに行ったりする仲にもなったりしたけど、どこかで「俺の居る所はここじゃない」と
思っていたし、結果辞めていたしね。まぁ、まだまだ若くて身の程知らずだったのもあります。

今になって30年近くも続けていますが、最初は「取り敢えず、先輩があまり居ない
働きやすそうな店で2~3年働き、それから独立して3、4人使って楽して生きていければ」
などと普通に舐めていたくらいですから。(笑)

なので、昔あった薄野交番の前の何台か並んでいる公衆電話から募集記事の切り抜きを
ジーパンの後ろポケットに入れてお店に掛けては面接に行き、落ちたり受かったりしながらも
中々働く場所を決めれませんでした。

でも、「自分が何者で、何をしたくて、何が合うのか?」などと将来に対してモヤモヤ
しながらも彼女(元)にストーカーのように諦められない気持ちが情けなくて、情けなくて、
どうにかそんな自分を変えたくて、こんな自分のまま大人になりたくなくて・・・・・。

で、新店舗=先輩とか居ないよな?と言う理由でその店の会社へ面接へ行きました。
まぁ、当初は「アイツ、ダメなら三日で辞めさせろ」状態でしたが、気が付けば約30年!(笑)

無我夢中で突っ走り恥を掻くことを恐れず、恥を掻くことさえ自ら進んでいたから、
仕事が俺を選んだんだと思う。情けない自分として生きるより、ろくな大人になるより、
今、恥を掻いてでも格好良くなりたかったから、無我夢中でがむしゃらに働いたから、
生きようとしたから、結果、仕事に選ばれたんだと思います。

なので、仕事に愛想を尽かされないためにも、あん時のがむしゃらさを忘れないで、
”自分自身の理想と戦うのをやめる”ことをしないで働いて生きたいと思うのです。

追記 がむしゃらさを取り戻すために、がむしゃらにならないと。
理想と言う言葉さえ忘れないように理想を追い求めないと。
仕事に選ばれ、誉められる生き方をして行きたい。。。。。