皆さん、こんにちは。
本日はご報告があります。
既に皆さんの耳に入っているかと思いますが、
5月31日を持ちまして「上海MOON」を閉店することにしました。
サイバーシティー1Fの「上海月」から今のところへ移転して
調度約一年が経ち諸々と考え契約更新することを辞めました。
まずは、この場所へ移転してからの一年間、
ご来店された皆様方には心から御礼申し上げます。
それと、このような形になり申し訳ない気持ちでもあります。
閉店する理由としては2つあります、
一つには、沢山のお客様に応援していただき、
店舗スタッフも尽力しましたが、業績が思うように上がらず採算が
合わないということ。
もう一つには、残念ながら今後の丸かの方向性ではない。
と言うことです。
昨年、3月一杯で「上海月」を閉店した時には、しばらく
「上海月」では出店しないでおこうと思いましたが、上海月の
お客さんと違う店で会うようになって、上海月のスタッフも
そうですが、上海月のお客さんにおいても居場所がないような
状態を感じて、「ダメだ、これは早く上海月を作らないと」と思い、
急ごしらえで作りました。
入居する時、ありがたいことに今のビルのオーナーさんからは「上海月」が
入ってくれるなら”ありがたい”と言われ、随分無理を聞いてくれました。
退転すると決まった時にも、引き止めても下さいました。
しかし、この一年今の場所で「上海MOON」として営業してきましたが、
やはりサイバーシティーの「上海月」を引きずりながらの中途半端な気持ちでは
十分な営業が出来なかったのも事実です。
実は「上海月」ではなく「上海MOON」としたのは、どうしても
現在の場所では「上海月」と言う店名は使いたくなく、とりあえずここでやって、
理想とする場所が出てきたらそこに移転してその時に「上海月」として、
グランドオープンしようと思っていたからです。
別に今の場所がどうのではないのですが、やはり11年間も
やっていた「上海月」に対して思い入れが強いのか、「上海月」という
店名をつけてやるのなら、サイバーシティーの1Fにあった店よりもいい店を
作ろうとの思いがありました。
それは”飲食”だけの楽しみでではなく、念願でもある生バンドを入れて
”歌や踊り”を楽しめるエンターテイメント性のあるお店でした。
(今でもその思いはありますけど・・・・・)
しかし、この一年「上海MOON」をやっていて、いえ本当は
サイバーシティーの時から感じていたことですが「なにか違うな」と。
すべての会社や店が当てはまる訳ではないのですが、
「もう大きな店で団体(宴会客)に期待する時代でないんじゃないのかな」、
「ホールサービスと雰囲気を主体にする店では限界があるのではないか」と。
それともう一つ、これもすべてに当てはまる訳ではないのですが、
「もう、”ススキノ”という立地に魅力は感じないな」と。
あたくし自身、なんだかんだと”ススキノ”に通い続けて24年になり、
働かせてもらって21年になりますが、今後の丸かの業態としては
どうしても”ススキノ”という立地での店舗運営はイメージできないのも事実なのです。
年末にサイバーシティーの1Fのテナントがまだ決まっていないので、
「もう一度、”上海月”と”徳太郎”でやって欲しい」と言う声を掛けていただきましたが、
先程も言いましたが、大きな店やレストランバー、ススキノと言う展開は
今後の「丸か」に関して言えば今のところ考られません。
今後”丸か”がやる業態はどちらかというと”大衆的”で、日常使いされる店では。
実はそっちの方が、無理をしないで”人”を活かせるんじゃないのか?と考え、
それで今回は「ハングリー・ぶぅ!」を『満福や(まんぷくや)』に改めて行くことにもしました。
今までは”ススキノ”と言う独特な場所で”非日常性をいかに出して行くか”
でしたが、最近感じるのは”会社帰りに軽く一杯” ”家の近くで家族と”
”なんとなく”このように肩肘張らないで利用してもらえる店で沢山のお客さんに
喜んでほしいと思うようになったのです。(歳のせいでしょうか)
それに”欽ちゃん”しかり”満福や”しかり業態を磨けば若い人にチャンスが来るし、
しっかりと商品を作り続ければ”くちべた”なキッチンスタッフも店長ができ、
将来”独立”する時に必ず役に立つと思うのです。
あたくし自身、独立をする時に一番感じたのは、
「俺って、一人じゃ何も出来ないじゃねーか」と言うことです。
いくら、運営全般だ本部長だと言ってもそれは組織の中での話です。
焼鳥1本焼けないあたくしは、いっそのこと飲食を辞めようとも考えました。
そう思うと、丸かでホールをやっている人には今後『手に職をつけさせたい』と
思うようにもなったのです。
それに『丸か加藤商店』と言う社名にした時から、遅かれ早かれ”大衆路線”の
道だったのかも知れません。
せっかく「上海月」「上海MOON」へ来てくださり、又はご新規で
顧客になって頂いたお客様には大変申し訳ない限りです。
勝ってではございますが、何卒ご容赦お願いしたいと思います。
5月31日の最終日まで、今まで以上に力を尽くしますので、機会があれば
お顔を出して頂ければ嬉しい限りです。
尚、スタッフは基本的に新業態の『満福や』か、その他の店舗にいますので
ご安心下さい。
丸か加藤商店、本当に”泣いて笑って”の5年間でした、
そして、これからも”紆余曲折”ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。
「飲食店は”人”がすべてです。が、しかし、その”人”も永遠ではありません。
だからシステムを作り安定させなければいけないのですが、
はなっからそんなのには興味がありません。 では、どうするのか?
”人”がすべてだが、本当に”人”だけに頼っていては人が変わる度に店は不安定。」
さぁ、どうする。。。。。
(有)丸か加藤商店 加藤孝司
と、言いながら、
ちゃっかりと”復活”してるのが『丸か加藤商店』なんですがね。。。。。