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メルマガからです。

お疲れ様です。

今日の思い。

「謝ればそれで済むのか?」です。

世の中には謝ればそれで済まされえると考えている人が
実は結構います。

確かに、何か手違いやミスを起こしてしまったら「謝罪」を
するのが当然ですが(中には開き直る人もいるけど)、
それですべてが許されるとか一件落着とは行かないことも
あるのです。

先日、歩いていたらある大手企業の会社の前を通った時に
ある苦いというか、胸が痛くなりました。

それは恥ずかしながら、あたくしが”大東京”の店長の時代
なのですが、そこの会社に宴会予約を入れていただいたの
ですが、実は先客があり予約が重なってしまっていたのです。

それで、その予約の入った会社へ事情を説明をしてお断りをして
翌日に菓子折りを持って行きました。

その会社はご新規さんで幹事さんもあいにく外出をしていて
いなかったので、受付の方に菓子折りを渡して来ました。

それから、そこの会社の名前は19年経った今でもお店では
聞いていません。

確かにあの時のあたくしは、こちらの落ち度で申し訳のない
気持ちではありましたが、「仕方がないことなので謝れば」とか、
菓子折りを持っていったのも、心底申し訳なかったと言うより
「一応、この程度まではやっておこう」位だったのも事実です。

そのせいで、以後その会社との”縁”が切れてしまいましたし、
それより何よりも「形だけ謝って心がこもっていなかった」と。

本当に心底から”申し訳ない”と思うなら、急に予約がしかも
店側の都合で取り消されたのなら、安心できる違うお店を
紹介するとかするべきだったのです。

せっかく何かの情報でわざわざ見つけてくれた幹事さんの顔を潰すことに
なったかもしれないし、その会社の方の誰かが一度お店に来て
気に入ってくれて会社の宴会を入れたかもしれない。
もしくは普段来ているお客さんの紹介(口コミ)かもしれない。

そのような方たちの心を踏みにじったのかもしれないのです。
いえ、踏みにじったことにしなければいけません。

それをしないで「謝罪の言葉と菓子折り」で済まそうとした
あたくしがいたのです。

世の中には謝って済む問題と済まない問題がありますが、
やはり謝罪するということは、生半可な気持ちではなく、
しっかりと”誠意”を持ち心からの対応をすることですよね。

あれから、いつもではないのですが、”ふっと!”した時に
「あの会社の方たちは、あの受付の人は・・・・・」と思い出すたびに
自分の軽率な行動を悔やんでいます。