以前、南３条西１丁目に会社があり、
そこの近くに「三条寶龍（ほうりゅう）」と言うラーメン屋さんがありました。

何軒か「寶龍」のお店があり、一応「味噌ラーメン」が”ウリ”と言うこと
になっておりますが、そこの「三条寶龍」に限って言えば”ウリ”であるはずの
「味噌ラーメン」や他のラーメン軍団は、お世辞にも美味しいとは言えなく
（大丈夫かな？こんなこと言っちゃって）、そこの一押しは断然”チャーハン”
なのです！！（他の寶龍のラーメンは普通に美味しかったですよ）

その辺の所は常連は心得ていて、みんな”チャーハン”や、その”チャーハン”の
上に目玉焼きを乗せた”目玉”（そのまんまかい！）を注文します。

たまに、素人？さんがお見えになり「味噌ラーメン下さい！」などと言うと、
みんな一斉に振り返り、「誰だよ、ここでラーメンなんて頼むヤツは、
”チャーハン”だろチャーハン。ったくわかっちゃイネ－よな！」と言うような雰囲気に
なるのです。

もしくは、心の中で「あ～あ、やっちまったか！？」と心の中でつぶやきながら、
黙々と”チャーハン”をほお張るのでした。でも、考えてみると「ラーメンとギョウザ
三条寶龍」と書かれているので、”ラーメン”を頼むのは何ら不思議なことではなく、
ましてや「ヤツ」呼ばわりも「やっちまったか！？」と思われる筋合いは待ったく持って
ないんですね。（ホント、めんどくさい店です。いや、常連です）

でも、ホントそのくらい「三条寶龍の”チャーハン”は美味しかったんです！」
以前にも、この”トップギア！！”で「スタッフとの出会い細谷編」で書きましたが、
この細谷も「三条寶龍の”チャーハン”」を食べて、ファンになりそのまま店に
働いたくらいですから。（でも、雀荘の出前が嫌で一日で辞めましたが、何か）

それでは、ここで「加藤流、三条寶龍”チャーハン”の味わい方」を披露しますね。
（実はこの”チャーハン”を食すのに他にも流派があるのです！）

まず、あたくしは”目玉”を頼みません。あくまでも正統派の”並”です。
”チャーハン”には必ず、ワカメの入った、これまたお世辞も美味しいとは言えない
熱々の”スープ”が付いて来ます。（まぁ、ラーメンスープなので仕方がないけど）

そのお世辞にも美味しいと言えない”スープ”を一口飲んで、いつも通りお世辞にも
美味しいとは言えないことを確かめます。（万が一、美味しかったら困るので）
そして、「うん！今日もお世辞にも美味しいとは言えないな！」と確認してから、
ニンニクとコショーを少々入れて、これで見違えるほど抜群の味になるのです！！

そして、今度は熱々の”チャーハン”です。まずはスプーンで一口（レンゲはダメよ）。
「うん！旨い！！旨すぎるこんちくしょー」となり、思わずスプーンでテーブルを叩き
たくなるのです。（まるで、真夏に”金富士”に行ってサッポロ・ラガービールを飲むように）

そして、ここからが加藤流の真骨頂です。（チャーハンはお玉の形で、ま～るく盛られてきます）
まるで定規で測ったかのように、半分まで正統派の味を楽しみ、そこからコショーを
少し多めに振りかけて食べるのです！これがまた旨い！旨すぎるぞ！この変体！！

最後の一口を食べ終り、お腹を”満福や”（あっ、すいません、さりげなく宣伝してました）
になり、爪楊枝で「シーシー」しながらお店を出るのが「加藤流」なのです。
だから、あたくしと行く人は「鍋奉行」ならぬ「チャーハン奉行」の指導の下、
全員「加藤流」で食すことになるのです、もちろん、一人の例外も許さないリーダーシップを
発揮をして。（しょうもなっ！）

ただ～し！この「三条寶龍の”チャーハン”」にも弱点はあるのです！！（信じられない！）
そ・れ・は・・・・・、１７：００だか１８：００だかにシフトが変わり遅番の”チャーハン”は
間違いなく味が落ちてしまうのです。。。。。

でもまぁ、ここまで「三条寶龍の”チャーハン”」で盛り上がっているのは、あたくしと
現、ヤマダホルモンのオーナーの”やまちゃん”くらいなもんですがね。（オタクかよ！）

そんで、”やまちゃん”がご丁寧にも「三条寶龍」のラストに（あっ、ここまで書いてなんですが、
もう「三条寶龍」はありません）行ってこれを貰ってきました。
↓（どこまでファンなんだよ）

でも、ご安心ください。１００点満点ではありませんが、８５点の「三条寶龍の”チャーハン”」
は、上海MOONの経田チーフが作ってくれますから。それと、”てまひま”の新メニューでも
経田チーフが”マッキー”に伝授してもらい提供できる、よ・て・いです。

おまけ。