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分身の術の話し。(笑)

店長の仕事は業績の向上です。
では、業績を向上させられる店長の特徴は・・・・・、
「分身が居る」です。

そう、業績を上げられる店長は自分の分身のスタッフを作れるか。
これがもの凄く大きいんです。 
単なる店長の真似ではダメで、あくまでも『分身』です。
もちろん、最初は真似で「結構毛だらけ猫灰だらけ」(古ッ!)で構いませんが、
真似から『分身』です。

分身とは、業務だけではなく、その人の思想・哲学・仕事様に共感し
その人の生き様に憧れられることです。

「えっ!?そこまで!!」と思うかもしれませんが、本気で良いお店を
作ろうとしたら、そのようになっているのが一番。

殆どの飲食店は営業時間が長く、シフト制だとしてもかなりの時間を
共に過ごします。ややもすれば家族や恋人以上に一緒に居る時間の方が
長かったりします。また、話すことも家族や恋人以上に多いことも。(笑)

なので、単に業務関連や営業の仕事を教えて・おぼえるだけでは
数ヶ月もするとマンネリ化し、雑な仕事とは言いませんが新鮮味が薄れ
イキイキとしてやる気満々だったスタッフがいつの間にか”魚の死んだ目”に
なっていたりします・・・・・。

それはそこの店長が100%悪いから。
つまり分身作りをさぼっていたからです。

この仕事は「人に見られて、そして見せてなんぼ」の商売です。
それはお客さんのみならず、一緒に働いて共に時間を過ごして居る
スタッフにもなんですね。そしてその過程で「あぁ、この人みたいになりたいな」と。
そこには単に仕事が出来るとかお客さんから人気があるだけではなく、考え方や
所作なども含めて生き様なんですね。
もちろん、全てが店長一点集中じゃなくても先輩に対して「あぁ、この人みたいに
なりたい」でもいいんです。(結局は、その先輩が店長を尊敬しているのだから)

もちろん、ヘンテコな考えや行動の店長ならば同じようにアホな『分身』が
出来てしまうので、もの凄く”店長”としての責任と言うか”使命感”は重要です。

で、『分身』が居る(多ければ多いほど良い)お店は得てして
明るく活気があります。
そして、スタッフ同士の会話も活発です。
そんな雰囲気のお店はお客さんまで心地良くなるのが必然で、人が人を呼ぶんですね。
よく、電話をした時に店長かな?と思うとスタッフだったとか、「何かみんな同じ声で
同じ顔に見えるね。」と、お客さんに言われる状態ですね。

気の付き方、声の掛けるタイミングが似て来るんですね。店長が今(普段)何を
考えて、何をしようと(するべきか)しているのか”以心伝心”なんですね。
そりゃあ、全てのスタッフ全員を分身化は難しいですよ。しかし、一部いるだけで
その店全体がそうなっちゃうんですよね。
そう、「パレートの(2:8)法則」みたいなもんで、全体の良い雰囲気は2割の分身が
居れば十分に作れるんです。(笑)

なので、何時まで経っても人が安定しないとか、例え、安定していても分身化されて
居ないと一時的な業績は良いけど、店、会社として良い人材に恵まれないんですね。

追記 どんなに『分身』が出来たとしても、いつかは離れる時が来ます。
理由は様々です。人間なので感情の生き物だから。しかし”精神”は消えません、何年経っても。。。。。。

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