「ふぅ~、あれから一週間か~。」と、朝食前のデイルームの窓越しからイオンの上にある
自動車学校を見ている・・・・・。
退院の日にまだ誰も居ないデイルームで思うことは、「それなりの年になって、
このように集団生活なんて滅多にないよな」ってこと。
プライベートがほとんどない環境って慣れるまでは戸惑う。
唯一、プライベートらしさがあるとしたら消灯後のカーテンを閉め切った時くらい。
また、このような特殊な環境では社会的な地位とかも関係なく過ごす。
それだけに仲良くなった人とは一緒に病気や治療と戦い向き合う同志的な繋がりになる。
通常の社会生活では気が付かないものが見えてくる。
患者さんの不安や苦悩と葛藤もそうだけど、それと同じように家族と方達の不安さ。
それをサポートする看護婦さんや先生、それにいつも清潔にしてくれてる掃除婦の方や
ご飯を作って配膳までしてくれる方達。同じ病院でも通院では分らない側面。
と同時に、今の自分自身がいかに狭い世界で生きているかを実感する。
「人間の数だけそこには人間模様がある」と言うことを改めて知りました。
今度来る時は検査や安静が理由ではないと思います。
色々な患者さんを見て『健康』と言う月並みな言葉ですけど、当たり前と感じるのではなく
自己管理する厳しさを持たないといけないと思いましたね。
今になって思うのは、
「あたくしが20代だったら看護婦さんたちは非常に優しく接してくれたんだろうな~、
必要以上に」と思うことです。(アホ)
あっ、なんで入院していたのか言ってませんでしたね。
あたくしもハッキリは分らないのですが、退院する時に先生から別室に呼ばれて
色々な話と注意事項を聞いた限りでは「お酒は止めて下さい」とのことなので、
メタボリックシンドロームの改善か何かだと思いますよ。(ドアホ!)