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あくまでも私見ですから。(酒場編)

何か、最近「満福や」「欽ちゃん」に同業者の方が来られます。
メーカーさんに連れてこられたり、どこかで聞いてとか。。。。。

個人的にはあまり嬉しくはありません。
いくらかの照れもありますが、それ以上に「なんで?」と言う「?」が付くからです。

別にあたくしたちは狙ってやっているわけでもなく、特別なこともしてないし、
単に何ていうんでしょうか?何となく自分達が「こっちの方が、やりやすいよね。」
と言った単純な理由なんですね。

同業者の方は「何らかの参考に」との思いで来るのでしょうけど、
先程も言いましたけど、別に特別なことをしている訳でもなく、
かと言って、変わったことをしている訳でもないので、逆に申し訳ないです。

多分、同業者の方は「なに、これ?」とガッカリして帰るのがオチです。
あたくしたちのお店は昔から、同業者を意識してやっていなく、一般の人たちに
喜んでもらうことを最優先にして営業しているから、別に同業者の方達に
受けなくてもいいんです。

でも、この仕事は”マネ”から入る世界です。
ただ、ここ最近は特に「中華がいい」となったら、どこも中華、
「ジンギスカン」がいいとなったら「ジンギスカン」、「もつ鍋」が・・・・・と。

と、まぁ何処かで何かが当ると「ワァー!」とそこに集中して、言葉は悪いけど
”クソも味噌も”一色たんに染まってしまい、グン!とブームになり、そして
”アッ!”と言う間に飽きられちゃって、そのブームの後はもうその市場は荒れ放題
になるんですね。(ホント、悲惨です)

それだけ厳しいのでしょうね。
あたくしも沢山参考にしてきましたから。

ただ、所詮”真似は真似です”。
最初は沢山参考にして、それから自分達で磨き上げて、自分達色の色付けをして、
そしていつの間にか「自分達のオリジナル」」にしていけば、それはそれで立派な”業態”です。

単に内装やメニュー、そして自分達の会社の色や文化を考えないで、
”真似”だけするから「似て非なるもの」になってしまうんです。

会社から言われたから『酒場』や「店」をやるのか?(流行だから)
それとも自分が好きだからやるのか?

どちらでやるのかで決定的に結果が違って来ると思うんです、今の時代は。
(最近になって、ようやく分かって来ました)

あたくし、何故ここまで熱くなっているかと言いますと、あたくしの大好きで
心のオアシスの『酒場』を、ヘンテコな人達に荒らされたくない。と言うのがあるからです。
(真似されるのもしゃくにさわるけど。笑)

別に『酒場』だから「煮込み」や「やきとり」とか「餃子」、イスは丸イスで電球は・・・・・
ではなく、例えば本当は洋楽が好きで特に「ローリング・ストーンズ」や「ジミヘン」が
好きなら、その辺に特化して飲み物や食べ物は「自分がこの曲を聴くときには、
こんなのを飲んで、こんなのを食べたいな。」と言った発想から作り、マニアな人だけでなく
一般の人からも受け入れられる店にすれば、立派なオリジナルの『酒場風』の出来上がりです。

だから、どうせ『酒場』をやるのなら、ただ側だけを真似をするのではなく、
”自分達らしさ”のある、そして10年、20年、30年と続けられる『酒場』を作って
欲しいと思います。

そいう面では「満福や」も「欽ちゃん」もまだまだで、あたくしが思う『酒場』には
到底程遠い位置にありますね。(こんなんで『酒場』なんて言ったら金富士のマスターに怒られます)

結論として『酒場』は生業(なりわい)でしか成立しません。

って、今日も生意気なことを言ってゴメンナサイ。。。。。