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学んだ日々。

「店長、ビールでもどうぞ。」
「”あかねさん(源氏名)”、ありがとうございます!頂きます!!」
当時、カラオケパブの店長だったあたくしに”あかねさん”は優しかったですね。(22、3歳)

”あかねさん”は当時流行りだしたニュークラブのホステスさんで、年齢は33、4歳位。
ホステスさんデビューとしては遅咲きの方でしたね。あたくしの店に来た頃にはまだ
某百貨店で、これまた某有名ブランドの店員さんもしていました。(後にホステスさん一本に)

まぁ、あたくしにだけではなくスタッフ全員に優しかったんですけど、”あかねさん”が
酔って一人で来ると何時もはカウンターなのにボックス席に座って「たー、一緒に飲みましょう」と、
なぜか?下の名前の”たかし”の”たー”と呼ばれました。(笑)

基本的にそのような特別営業をしていなし、嫌いなあたくしは「”あかねさん”一人ならカウンターで
飲んでください。」と。まぁ、そうは言っても素直に「分りました」などと聞き訳が良いほど
ススキノで働くホステスさんはやわではないですけどね。(笑)

でも、週に3~4日は来てくれていたし、違うホステスさんも連れて来てくれてもいたので
気心の知れたお客さんです。また、アフターでお客さんも連れて来てくれた時には
何時もの親しみのある”店長”ではなく、冷静な声で”店長”ヘネシー下さい。」と、スッと線を
引いた様な雰囲気でしたね。
その前のお客さんの時にもボトルは入っていたけどそうやって売上に貢献してくれたし、
そのまま”あかねさん”のボトルとしてキープされてもいました。(あるあるですが)

基本的にはあたくしを含めて店のスタッフには何時ものように接してくれますが、
一度、あたくしが調子に乗って(酔って?)接客した時に何も言わずに「キッ!」と見られた時には
一瞬で「あっ!ヤバいことした!!」と反省(しらふ)になりまして、その時に
どんなに良くしてくれて普段は多少の無礼でも受け入れてくれる常連さんでも
「礼節を欠いてはいけない」と改めて深く反省し、プロフェショナルを学びましたね。

”あかねさん”が元気なら64、5歳くらいです。
今にして思えば、あの優しい”あかねさん”の「キッ!」とした目は単に礼節を欠いた
あたくしの態度だけではなく、太客の大切なお客さんだったし”あかねさん”の生活にも
関わることだったんですね。どうか、お元気でいて欲しいし、もしお会い出来ることがあれば
感謝の言葉をこれでもか!!と言わせて頂きます・・・・・。

追記 今来ているお客さんとのエピソードもモリモリですけどね。(笑)明日の「トップギア!!生」は事務所からで各店舗の精鋭たちが
12月の営業(忘年会も)を確認しますので!!

あの頃は皆本当に若く(考え方も)、ただただ勢いだけで営業をしていました。
もう少し、人に対して優しさと言うか気づかいが出来ていればと。。。。。
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