世の中は「ソーシャル・ディスタンス」と言って社会的距離を保とうと言う新しい生活様式一環があちこちで見受けられます。各施設や飲食店の席と席の間隔や並ぶ時も間隔を保つためにテープなどを貼っています。(ご苦労様です)
また、昨日からコンビニではレジ袋が有料化と言う新しい「常識」が生まれました。何でも「環境保護」のためだそうです。元々あたくしは日本の過剰な包装サービスには疑問があったので極力袋をもらわない様にして、手で持てるのは手で持っていましたし、カバンにコンビニの袋を入れてあるので「そのままでいいですので」と言って、何度も使い古したシワシワの袋を取り出しお会計しながら入れています。(ザ・貧乏性)
でも、今度はポリ袋から紙袋が幅を利かせると言うのを聞いて「ん?意味なくネッ!?しかも、ポリ袋を作っている会社やその下請けにその分シワ寄せが行くんじゃネッ!?」と思いました。で、ポリ袋を作っている清水化学工業さんのHPにはこのようなことが書いていました。
「脱プラスチック、脱ポリエチレン、ポリ袋から紙袋へ切り替えをご検討のお客様に一度弊社の声をお届けしたくメッセージを書かせて頂きます」となり、「ポリ袋は実はエコ商材なんです」から始まる13か条の文章が。↓
1.ポリエチレンは理論上、発生するのは二酸化炭素と
水、そして熱。ダイオキシンなどの有害物質は発生
しない。
2.石油精製時に(ポリ)エチレンは必然的にできるので、ポリエチレンを使用する方が資源の無駄がなく、エコ。
3.ポリ袋は薄いので、資源使用量が少量で済む。
4.ポリ袋は見かけほどゴミ問題にはならない。目に見えるごみの1%未満、自治体のごみのわずか0.4%。
5.繰り返し使用のエコバッグより、そのつど使用のポリ袋は衛生的。
6.ポリ袋はリユース率が高い。例)レジ袋として使用したあとゴミ袋として利用。
7.都内ではサーマルリサイクルし、ごみ焼却燃料になり無駄とならない。
8.ポリ袋は紙袋の70%のエネルギーで製造可能。
9.ポリ袋の輸送に必要なトラックの量は、紙袋の7分の1。
10.ポリ袋の製造に必要な水の量は、紙袋の25分の1。
11.ポリ袋は紙袋に比べ、ごみにしてもかさばらない。
12.紙袋は再生できるものと再生できないものがある。ラミネート加工されているものや紐の種類によっては再生処理できない。
13.紙袋は間伐材とはいえ森林資源を利用。
「レジ袋有料化による海洋プラごみ削減の効果はほぼないです。
よって、海洋プラごみ対策としてレジ袋を紙袋に代替してもほとんど意味がないです。」(同社HP)
因みに、国内で出るプラスチックごみは年間約900万トンと言われ、レジ袋のしめる割合は1・7%にすぎないのだそうで、殆ど環境保護に影響しないとか。まぁ、バンバン海に捨てれば別の話ですけど。まぁ、ニュースで海に捨てられている様を見ると「プラスチックゴミはヤベーな!」となるけど、「捨てなければいいじゃん!」と言った話なんじゃないんですかね?(違うの?)また、この流れで行くとマスクをしない人を怪訝な目で見る様に、レジ袋を持っている人に対しても「環境保護に非協力的な奴」的な目で見られるのでしょうかね。
マスクをしソーシャルディスタンスを声高らかに上げて満足するのはもちろん反対はしません。けど、「コロナ対策」「環境保護」といつの間にか何にでも「錦の御旗」にしてしまっていいのだろうか・・・・・。
追記 その昔は流行る店の要素はお客さん同士の間隔が密接している店だったのですが、今は遠い昔の話ですね。あっ、”丸か”はそこまで流行ってないけどお客さん同士の間隔は・・・・・。(笑)あっ、苦手な人に対して「ソーシャルディスタンスを取っていますので」と言いながら、離れられますね。(どうりで、あたくしの周りに居ない訳か。。。。。
それ、星空な。とり天狗三周年は今日までだよ~ん!!(笑)
LINEはしばらく繋がないのて、直電かメールかショートメールで。