先日、NHKの72時間と言う番組で二代目社長で今は会社を畳み年金暮らしの方がこのようなことを言っていました。「オヤジって言うのは息子に厳しんだよな。」って。あたくしはその言葉を聞いて「あぁ~、先代はこの辺が心配だったんだな~」と思いました。
実の親だからこそ厳しかったんです。それは、周りの目もあるけど、それ以上に息子を一人立ちさせるためです。ニ代目だから先代のお父さんは創業社長です。きっと、様々なピンチを乗り越えてそこに至って来たんですね。なので、その苦労を知っているからこその厳しさです。それは逆に言うと優しです。本人は「どうしてオヤジは俺の意見を聞いてくれないんだ!」とか「オヤジのやり方は古いよ。俺に好きにやらせてくれればもっと上手く行くのに!」と。
はい、99.9%失敗すると言うか二代目が会社を潰すパターンです、物の見事に。別に二代目が必ず会社を潰すと言う訳ではなく、実力もないのに、仕事だけではなく人間の機微や世間を知らない人が「俺の方が」とか「好きなようにやらせろ」と言うのは勘違いも甚だしいと言うことです。もちろん、失敗してそれを経験値として成功へ導くのもあります。
ただ、それも誰も彼もが「失敗は成功のもとって言うじゃないか!!なら、俺だって可能性はあるよな!!だから、多少は目をつぶって任せてもいいじゃないか!この分からず屋!!」ってドラ息子やアホなスタッフが言ったり思うのですが、ペケです。(ペケって)
失敗してもやらせたい人間と、とてもじゃないけど危なっかしくて任させられない人間が居ると言うことです。本人のためになる失敗ならやらせてみますけど、業績に大きく響いたり他人を巻き込み迷惑を掛ける恐れのある人には「まだ、早い」と。
冒頭の二代目の方が「オヤジは息子に厳しんだよな。でも、俺も若かったから反発ばかりでね。今になってオヤジの思いがしみじみと分るよ。」と言えている人だったら、まだ会社があったと思うんですよね。確かに時代の波もありますが、先代の社長はその辺を見越して厳しく二代目として育てたんだと思いますけどね。。。。。
追記 ほんだば、”丸か加藤商店”でお待ちしていますよ~!!今日も暑いってばよ!!(笑)