思い返せば、あたくしのこれまでの人生においての
”ターニングポイント”は、そのほとんどにおいて「逆境」の
時だったと思います。
何かの本で読んだのですが、人が何かの切っ掛けで
大きく飛躍する時があるそうで、それは大まかに3つあるそうです。
一つ目は、家が火事にあって何もかも消失してしまった時。
二つ目は、大病を患ったとき。(生き死にの掛かった)
三つ目は、親、兄弟というもっとも近しい人が死んだ時。
だそうです。
これら全ては出来ることなら避けたい事柄ですが、不幸にも
起きてしまう事は生きていく上では覚悟しなければならないですよね。
あたくしも一つ目と三つ目は経験しており、二つ目は
生き死にまでは行かないまでも、二回にわたっての頭部の
手術をして、約2ヵ月半掛かりました。
自分で経験したので分るのですが、このような状況になると
普段とは違う状況なので、物事の根本から考えさせられるんですね。
要は360度、うん?360度なら元に戻るか、180度とまで行きませんが
それに近いくらいに”価値観”が変わってくるんですね。
そうすると今までの自分や周りを、そして将来を冷静に見つめ直せて、
「言動」が変わり、自分のやるべきことが明確になるんです。
なんて言うか、「人間は必ずいつかは死ぬんだな、それなら思いっきり
自分の思うままに生きてやれ」とかと、いったような”覚悟”が決まると言うか、
”開き直る”とでも言うか、そんな考えになるんです。
これを筑波大学の名誉教授でもあり、遺伝子の研究で有名な
「村上和雄先生」によると、”遺伝子”にスイッチが入り、ONとOFFが
あるとすると”ON”になるのだそうです。
だから順風な時よりも、何かがありそれを乗り越える時の方が
より強くなれるし、やる気も出てきます。
周りの人に聞くとほとんど全ての人が、「自分の分岐点になったのは、
あの辛い時期を乗り越えた時だな。」と必ず”逆境”の時を挙げるんですね。
これって、ビジネスの場じゃなくても恋愛でも子育てでもスポーツでも
色々な分野でも言えることなんですよね。
でも、”逆境”というやつは誰にでも乗り切れるわけではなく、
「ここ一番逃げないで、その場に踏みとどまり踏ん張った人」が
その恩恵を受けるんじゃないのかな。と思うのでございます。。。。。
児玉さん、やっぱり「のりピー作戦」はうまく行くと思うよ。