今日は古き良き時代のお話をします。
千葉先生(通称チバ先)と言います。
チバ先は英語の先生で、少し面長で何となく「藤田まことさん」に
似ている先生でした。
まぁ、あの時代の英語の先生のほとんんどは和製英語で
普通に外国人と話してもほとんど通じなかったんじゃないかな?と。
(だって、思いっきり浜言葉の英語ってあり?ですか?チバ先もかなり際どかったけど)
このチバ先はクラスは持たなかったのですが、なんか悪ガキ友からは
人気のある先生で、あたくしなんて英語は大の苦手でしたが、
なんかいい感じで”ユーモア”があり楽しかったです。
チバ先は「パチンコ」が好きで、よくパチンコをしていたのですが、
一度”岡橋先輩”が学ランだけ脱いでパチンコをしていると、
岡橋先輩が打っている台の裏側を「ドンドン」とやけに叩く奴がいて、
頭に来た岡橋先輩が文句の一つでも言おうと見に行くと、
(まぁ、この行為もお門違いですけどね)
台を叩いていたのがチバ先で、
「これはやばい!」と思ったのも束の間、運悪くチバ先と目が合い、
チバ先がツカツカと岡橋先輩に近づいてきて一言、「岡橋、出てるのか?」
「えっ!?まぁ」と言うと、岡橋先輩の台まで一緒について行き
何事もなかったかのように岡橋先輩の「箱」を抱えて自分の台に戻って行きました。
”岡橋先輩”曰く、「チバ先、顔を真っ赤にして大分頭に血が昇っていたぞ。」
こんなこともありました、
授業中に何かの話の弾みで、「あれだよな、急にこうやって持ち物検査
なんかすると、カバンから”タバコ”なんか出て来るんだよな」などと、冗談で
山住(やまずみ)のカバンを机の上にひっくり返したら、タバコこそ出ませんでしたが、
しっかりと100円ライターの「チルチルミチル」が出てきて、その瞬間に山住も
焦っていましたが、まさか本当にそのような関連グッズが出ると思っていなかった
チバ先の方が焦ってしまい、「なによ山住、焚き火でもするのか。」と言い、
何事も無かったように授業に戻って行きました。。。。。
まぁ、このような先生なので転勤する時には担任ではないので
クラスから何かもらうことはないのですが、あたくしたちのクラスはチバ先に
色紙を贈りました。
チバ先、まさかもらうと思っていなかったみたいで、
満面の笑顔で「ありがとう」と言いながら握手をして去って行きました。
今なら完全に「アウト!」な先生ですが、逆にこのような先生が活躍する
環境がないことも、教育現場に余裕がなくなり破棄に繋がっているような気もするのです。
英語!?ですか? いまだにまったく分りませんけどね。。。。。