昨日は、心のオアシス”金富士”へ行きました。
金曜日なので店内はビッシリでしたが、
無りやり席を空けてもらいカウンターに座りました。
(焼き台のまん前)
席がかなりギュウギュウでも、座れただけでもかなり
ラッキーなことなのです。
「かとうさん、ビール?」と、お母さんが優しく声を掛けてくれます。
「はい。」と、とても素直に答えるあたくし。
あたくしの左隣で、一人で座っていたお客さんの視線が・・・・・。
「まぁ、いいっか・・・・・」
でも、まだ視線が・・・・・。
意を決して、さりげなく見てみると完全に隣のお客さんの
視線はあたくしの頭上の方へ。
「うん?」と思い、その視線の先をあたくしも追いかけると
野球中継で「日ハムVS楽天」の試合が。
3対1で楽天の優位。後のお客さんは「今日くらいは、楽天が
勝って週末にもつれ込んだ方が、ドームの売上になるし、
経済効果にも多少はいいんじゃない?」なんて、さすが”ビジネスマン!!”
あたくしはと言うと「マー君だから、今日は楽天が勝ってもいいよね、
マスター。」と言うと、マスターも「そうだな。」と微笑んでいます。
「あっ、マスター、ビールね」
しかし、せまい。必然的に”ダーク”になる。
(ダークとは、ダークダックスという男性4人組のボーカルグループの事で
歌う時に斜めになって歌うので、主に関西方面の立ち飲み等では、
混みあって来ると店主が「ダークで」と言うと、皆が斜めになるのだそうです)
野球中継を見たくても、テレビはカウンター奥の壁に掛かっているので
端から2番目のあたくしとしては、その先に7人はいるであろうお客さんの
頭越しに前に後にと往生しながら見ようと、しかも”ダーク”なのでキツイ。
「あっ、ビールお願いします。」
焼き台の前に座ると良い事が2つあります。
1つは、ひと段落つくとマスターとおしゃべりできること。
2つめは、塩、コショー、味の素が置いてあるので、マスターの目を
盗んで勝手に使う事ができる事。です。
と言うことで、
目の前にある「豚精」にコショウーを少々(ショウショウ)。なんちゃってね。
「うまい!あっ、マスタービールね」
おっ!と、どれどれ「あげ焼き」でも食べましょうかね。
ここの「あげ焼き」は大きくて、ふっくらとして洋がらしと自家製?醤油が
掛かっていて、これもまた「うまい!あっ、マスターもう一本ね」
「えっ、今日はピッチが早いんじゃないか?って。今日はあまり時間が
ないんですよね。」
なんだか、またカウンターにお客さんが増えました。(せまい)
あらっ、先程よりも”ダーク”の角度が鋭くなってきちゃいましたよ。
とうとう、両手を動かせないので片方ずつになっちゃいました。
テレビを観るのには体を右側へ。という事は、左の手を
動かすしかありません。ビールの場合はいいのですが、
右利きなので箸をどうするか?
と迷い、「こんな時、両方利き手ならいいのにな~」と想像して
いる内に、「あれ?誰がこんなに飲んじゃったの?ママ、ビールね。」
テレビも観たい、あげ焼き食べたい、でも利き手は右。
「えい!こうなりゃままよ!と、左手に箸を持ちあげ焼を掴み
洋がらしをつけてと、パクッと」、あら、意外とうまく行くもんですね。
「あらら?なんでもうないの?もしかして小瓶?ビール下さい!」
「はーい、かとちゃんビール!」
「あら、かとうさん今日はピッチが早いんじゃない?
今日はじゃなく、今日もだね。」とママ。
「アハハハー」と、既に野球中継なんてどうでも良くなっている
あたくしはママと笑いあっていました。(アホです)
「マスター、もつ下さい!」(豚レバー)
ここの”もつ”もうまい!中がトロッとしている。
「うん~・・・・・、マスター、ビール下さい!」
あれ?いつの間にか普通に座っている「あたくし」。
店内を見渡すと、先程まで満席だったのがまばらに。
「じゃあ、あたくしめもそろそろおいとましようかねと、
なんせ、今日は検査で早起きしちゃったからね。」
と、時計を見るとラストオーダーの22時になっておりました。
先程、「今日はあまり時間がないので」と言っていたのが
20時くらいでしので、結局、閉店間際までいたんですね。
「マスター、この一本でお会計して下さい。」
あきふかし ビールともつで ふつかよい。