「事業仕分け」の第二ラウンドが始まっていますね。
賛否両論はありますが、今までどのように予算が決められ
何に使われているのかが、分りませんでしたが、このように
公にテレビやインターネットを使い公開することで、
今まで興味のなかった人が関心を持つようになったのは
いいことだとですよね。
ただ、どうなんでしょうか?
まだ三分の一ほどしか仕分け対象になっていないという事と
官僚の中の官僚でもある”財務省”関連の対象が少ないと
言うこと、それと一番は「本当に先を見て、戦略的に事業や
予算を見ているのか?」と言うことが、野次馬としては気になる
所です。。。。。
以前読んだ本に(名前忘れました)、このようなことが
書かれていたのを、強く印象に残っております。
北欧のある小国が近隣諸国と戦争をして負けました。
元々、豊かな国ではありませんでしたが、それでも南の方は
肥沃(ひよく)な土地もあったので、そこを取られちゃいました。
戦争には負けて、国は荒れて、人口は少なくなり、
その挙句に残ったのは荒れ果てた土地だけです。
その中に一人の工兵がおりました。工兵と言うのは
橋を作ったり、道路を作ったりする、まぁ分りやすく言えば
建築業のような兵隊さんです。
その人は戦争中に橋や道路を作り、あっちこっちへ行き
それと同時に色々と自国の地質を研究しておりました。
他の人々は「もう、どうしようもねえや!」と失望しましたが、
ただこの工兵の人は違い「確かにこの戦争で失ったものは大きい、
しかし、私たちの生きている間に再び花の咲くような国しようではないか」
と言いました。
その為には、まず第一にこの荒れた土地に「水」を引こう。
第二に水を引いたら「樹」を植えよう!と決めました。
でも、だ~れも信用しません。
なので、その工兵一人で始めました。何年も何年も。
予想以上に苦労の連続でした。
この父はまだ小さかった息子に言いました、
「私たちが生きている内に、国は豊かにならないかも知れない。
しかし、100年後のこの国の姿を見ている。その時はきっと、いや、
必ず豊かな国になっているだろう。」と。
そして、かなり歳をとってきましたので、次に息子が手伝いました。
息子も何年も何十年も水を引き樹を植え、そしてその事業は孫に
受け継がれ四十数年の時が経ち、結果、不毛の土地だったのが
樹木が生い茂り、作物も出来て、とても豊かな国となったのです。
そして、100年を待たずに豊かな国なったのです。
親子・孫三代を通して。
今の「事業仕分け」は「予算組みは」果たして、
どこまでの先を見ているのでしょうかね?
って言うか、自分の会社の先のことも考えないと!
よし!「丸か戦略室を作ろうかな?担当は中川に」
やっぱりよそう、どうせ”絵に描いた餅”になるから。。。。。