少し昨日の続きぽくなりますが、
今朝、テレビを観ていると、日本最大のドヤ街で
大阪西成のあいりん地区の話をしておりました。
そこで暮している人で、建設機器の技術者を
やっていた方が出ていたのですが、九州出身で
東京で普通に仕事をしていましたが、
そこの社長さんが病気で亡くなって、跡継ぎもいなく
そのまま会社がなくなり、無職になり奥さんと離婚して
”あいりん”に日雇いを求めて来たそうです。
その方は「生活保護」を受給する資格はあるけど
あえて受給はしていません。
空き缶拾いをして、一日2500~600円を貰っている
そうです。体が動く限りは自分で働いたお金で生きて行きたい。
と言っていました。
59歳なのですが、「幸いなことに、無職になり離婚することに
なっても、子供がいなかったのがせめてもの救いでした。」とも。
もう一人、57歳の方も「生活保護」に頼らないで
自分で稼いだお金で生きて生きたいと言う方がいまして、
この方はこのようにおっしゃっておりました、
「どうせ、失業保険をもらっても、3ヶ月や6ヶ月だろ、
それで状況が変わらなかったら、そっちの方が苛酷だから。」と。
この方は「職安に行き500件くらい面接したけど、
希望はない、先が見えないですね・・・・・・。」と言っていました。
そして、二人とも行政でやっている「特別清掃」で街や
学校の清掃やペンキ塗りをやって、収入も得ています。
二人とも言っていたことは、
「自分で体を動かして得る収入があるのは嬉しい。」と
言っていたのが印象的でした。
それを観ていて、食べ物や就活の為に物やお金を上げるのも
時には大切だけど、1日、千円でもいいので労働の対価として、
支給するべきなんじゃないのかな。と思った次第です。
(病気の人は別ですよ)
たまに「ビッグイシュー」とか言って、
ホームレスの自立を応援するとかで、雑誌みたいなのを売って
その対価で自立支援をするみたいなのがあるんですが、
もっと皆に関心をもってもらうようにすると良いと思います。
あたくし思うんですけど、
「コンクリートから人へ」なんて、時計の反対周りの人たちからは
支持されるかもしれませんが、ここ2、3年はやはり「コンクリートから
更にコンクリートへ」の方が大切なんじゃないですかね?
「派遣切り反対!」「路上生活者に支援を!」なんて叫んで
いる人達こそ、まさしく「コンクリートから更にコンクリートを!」と
叫んだ方がいいと思うんだけど。。。。。