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そんなもんなのは分かるから、大切なのはその後だ。

人間はつくづく都合の良い生き物だと思います。
もちろんあたくし自身も含めてですが。

よく、たとえ話に(本当だけど)
「銀行は雨の日には傘を貸さないで、晴れの日には貸す」と言う
話しがあり、「とんでもないよな!」なんて言う人もいますが、

そんなのは銀行に限ったことではなく、皆そうですし、それが普通です。

一般的に見て、リスクを犯してまで人にお金を貸す方がおかしいし、
この上なく怪しいです。(困っているから貸せ!と言うのも都合がいい)

それは何もお金の話しだけではなく、
仕事上でもそうですし、友人、恋愛、結婚、家族の関係でも
五十歩百歩ですよね。

何か自分に都合の悪いことや、不利な状況に陥ると
「実は、こう考えていた。」とか「もう少し何とかなりませんか?」などと、
今まで微塵もそのようなことを言わなかったし、顔にも出さなかったのに
急に言ってくる。

このようなのを”厚顔無恥(こうがんむち)”と言います。
(念の為に、K太郎改めK野郎”あつがおむはじ”ではないからな)

一応、意味としては「ずうずうしくて恥知らずなこと。また、そのさま。」と言います。

まぁ、しかし冒頭でも書きましたが、
ほとんどの人たちは自分に都合の悪いことや、不利な状況を
隠したり、自分の都合の良い解釈で捉えたり正当化しようとします。

人間、余裕のない時に、その人の今の”器”や”人間性”が出るもんで、
だからといって、その本人は本人で自分を守るために”超必死”なので
ある程度の余裕が出てくるまで待つしかない。

思えば、あたくしも随分とそのような”言動”をして来ました。
もうその時は、自分が悪いことも少しは分かっておりますが、
それ以上に、自分の理屈を正当化する方に必死なので、
意固地と言うか、負のデススパイラルに嵌(はま)って行くとでも言いますか、
どんどん、自分自身も周りも見えなくなってきます。

人の話を素直に聞けないんですね。(まったく余裕がない)

しかし、現金なもので余裕が出来て状況が好転してくると、
あんなに人を巻き込んで、心配させて迷惑をさんざん掛け捲(まく)ったのに、
本人は何食わぬ顔で”ケロッ!”としていたりするもんです。
(我ながら憎たらしい!)

「必ず期日までには返しますので、なんとかお金を貸してください。」
「店をやっていく自信がありません。」
「体力に自信が持てません。」
「給料と自分の評価が正当なのか疑問です。」
「自分でやれば、もっと上手く出来るのですが。」
「自分はやりたいんですが、彼女(嫁)が・・・・・。」
「あの人とは合わないんです。」等々。

はい、はい。
いいんですよ、いいんですよ、それで。

皆、いつかどこかで経験したし、もしくはこれから経験することですらかね。

ただ、一つ言わせてもらうとだよ、
「そのかわり、学習しろよ。で、後から素直に謝れよな。」と言うこと。

もう一つあった、
「自分がしたことは、必ず自分も経験するからな。」とも。

いや、もう一つあった、
「自分が常に正しくて、自分が何でもやってきたなんて思うんじゃないぞ。」

こんなことを言うのもなんだけど、
最近は、このような経験を弱冠ですが、あまり”ジタバタ”としないで
時間の経過を見ることが出来るようになってきました。(偉いぞ!あたくし)

これって、年をとったってことかな。。。。。