お疲れ様です。
今日の思い。
「何の為に」です。
まだ、私が店長になり立ての頃に読んだ本にこんなことが
書かれていたのを読みました。
「ある旅人が町を歩いていると、レンガを積んでいる職人が三人いるのを見かけた。
旅人は最初の職人に”何をしているのか。”と尋ねた。
最初の職人は”見ればわかるだろう。レンガを積めと言われたから積んでいるんだ。”
と、不機嫌そうに言いました。
旅人は二人目の職人にも尋ねました。
二人目の職人は”レンガを1時間800円で積んでいるんだ”と言いました。
旅人は三人目の職人に尋ねました。
三人目の職人は”世界一の大聖堂を作るために積んでいます”と答えました。
そしてこのような解説が書かれていた。
・一人目の職人は「積めと言われたから積んでいる。」
この職人は、レンガを何の為に積んでいるのか分からずに、ただ”積め”と言われたから
”義務感”でやっているだけです。
・二人目の職人は「一時間800円でレンガを積んでいる」と言う、一応、自分の
仕事は1時間800円の価値を知っていて、いわば”責任感”がある。
しかし、この職人は800円以上の仕事はしない。金額に見合った仕事しかしない人です。
・三人目の職人は「世界一の大聖堂を作っている」と言いました。
この職人は”やれと言われた義務感”でも、”1時間800円の仕事までと言う責任感”
だけではなく、「この大聖堂を作り、皆を幸せにしよう!と言う”使命感”」で仕事をしているのです。
そこには人間としての”尊厳”がある。」
私は当時、店長になり立ての頃なので確か22歳くらいでしたが、
このページを読んで「よし!俺も”使命感”で仕事をしよう!」と、0、3秒で思った
記憶があります。(でた!思いつき)
それから、私は自分自身にも部下にも事あるごとに、
「お前は何の為に仕事をしているんだ?」とか「その仕事は何の意味があるんだ?」
と、思い言うようになりました。
「会社や俺にやれと言われたからやってんか?」
「お前は給料が低いから手を抜くのか?」「お前は給料が高ければ何でもするのか?」
「お前はただ社員になりたいのか?」「お前は何の為に店長になるんだ?」
「お前は独立をして何をしたいんだ?何をするんだ?」と、いったことをミーティングや
飲みに言ったりしながら、いつもほとんど毎日のように話していたんです。
18〜22歳の青二才達が。
時には怒鳴り、怒鳴られ、時には泣きながら、また時には励ましながら。
結局、義務感や責任感を通り越した”使命感”の話しになっていくまで
終わらない。と言うより、そうしないと終われなかったんです。
皆さんは、そして皆さんの店やスタッフは「何の為に」働いているのでしょうか?
そこまで話すことはないですか?そこまで考えることはないですか?
面倒くさいですか?面倒くさがられますか?
「売上・利益を上げるため」「お客さんを喜ばすため」「自分のプライドのため」
「お金のため」「勉強のため」「自分でやるため」などなど。。。。。
全て正解です。
では改めて聞きますが、それをするのは「何の為にですか?」
編集後記
自分と向き合い、己の弱さを受け入れないから
人と向き合えないんだよ。
メルマガ第1114回より。