以前、矢沢永吉さん(以下、永ちゃん)が特ダネという番組で
小倉さんとのインタビューを見ていて、「永ちゃん、格好いいな」
と思いました。
別に特別ファンでもないし、ずーっと昔にEPとLPレコードを一枚ずつ
買った位です。単純に永ちゃんのバラードが好きなんですね。
それとこんなことを言っちゃファンの人に失礼かもしれないけど、あの
独特の熱狂振りがいまいち好きになれなかったんです。
それが、あのインタビューで聞いた永ちゃんの言葉でファンになった
と言うより生意気かもしれないけれど「身近に」感じた。
永ちゃんが「矢沢はいつもビビッてるのよ、いつも、こう電信柱があった
らその電信柱の影から見ているような」って。
その時、あたくし「すげぇーな、永ちゃん、あんなスーパースターでも
そんなこといつも思ってるんだ」、しかも、めっちゃ素直じゃん、ファンな
んてあまり永ちゃんが自分で「ビビッてる」なんて聞きたくないよね、
それなのに永ちゃんは「仕方ないじゃん、それも矢沢なんだから」みたいな。
「アー・ユー・ハッピー?」と言う本の中でこのように言っている。
「矢沢は臆病だ」とも。
なんか、ふざけんなっ!って思われるかもしれないけれど、「永ちゃん、
俺に似てるな~」って思ったもん。常に何かに恐怖心があって、何か
知らないけれど「怖い」んだよね、いつも。
世の中には身の丈以上に見栄を張ったり、虚勢を張っている人沢山
いるけれど、そんなの分かっちゃうんだよね。「あぁ、この人無理してる
な~」って。そんで「なんで、そんなに疲れることしているんだろうか」ってね。
それって、常に周りを意識しているからなんだと思う。でもまぁ、皆少なか
らず意識はするけどね。ただ、自分の弱さを知っているんなら、もっと素直
にいけば楽だよね、そっちの方が強いよね、だって隠す必要がないんだもん。
あたくしは、さっきも言ったけどいつも怖い、いつも何かにビビッてる。
それは「業績なのか」、「人との関わりなのか」、それとも経営に対しての
責任感からなのか、「どうしよう、会社が潰れちゃったら」とか「ちゃんと
業者さんや銀行に支払い出きるかな?ちゃんとスタッフにお給料払えるかな?」
「これから会社をどうしょう」とか、多分それら全部なんだと思う。
永ちゃんのインタビューと本は2001年頃だったと思う。ちょうどタスコ
で本部長をしていた時。その時も異常なくらいいつも恐怖心でいっぱい
だった。いつもイラついていた。
だから、周りの人はあたくしがいつも怖くて怖くて仕方なかったって知らない
と思うし、知らなくていい事だとも思う。そのプレッシャーも上に立つ者の
仕事なんだし。
だから、いまも常に怖いし、いつもビビッてるけど、そこから逃げるわけに
いかないもんね。
だって、すべてが動き出してるし、こんなあたくしでも一緒に何か可能性
を期待している人たちがいるんだから。
そうだね、いまの気持ちはI LOVE YOU,OK かな?
PS,別にあたくし永ちゃんの髪型マネしている訳ではないですから、それと
ファンと間違えてコンサートとかに誘わないでね。(笑)