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まだ、まだ!2

それでは夏休みの思い出、第1位は!
じゃがじゃがじゃがじゃがじゃが・・・・・!

「釧路」です。

おふくろが釧路市阿寒町出身で、おふくろの
お姉さんが釧路に住んでいたこともあり、小さい
時から夏休み、冬休み、時には春休みにも
釧路へ行っていました。それはまるで疎開のよう
に休みの次の日から学校が始まる2日前位まで。

中学に入るまでは、特に何かスポーツをやって
いたわけでもなく、学校以外で遊ぶ友達もいな
く(小6の夏は泳ぎを覚えたので、村とびっしり
プールに行っていましたが)、釧路へ行くとおばさん
の子供(従姉弟)が4人いて可愛がってくれたの
で、それを楽しみに行っていました。

それは高校2年生の冬休みまで続きました。
あたくし、酒も女性も大人になる過程は全て釧路
で学んだんです。

小学生の時は家族で行きました、帰る時は皆が
釧路駅まで見送りにきてくれます。電車の席を取る
ために駅地下の長い通路を、まるで元旦の年男を
決めるような勢いでみんな一斉に走って席をとるん
です。

帰る前におばさんたち家族とあたくしたち家族で駅前
のデパートで買い物やら、つぶ焼きの「かどや」でつぶを
食べます。こんなこともありました、あたくし小さい時か
ら「ドスケベ」と言われていただけあって、デパートへ行
くと必ずマネキンのスカートめくりをしていたんですね、す
ると「キャー!」と言う声。

そうなんです、マネキンだと思ったらデパートの店員さん
だったんです、あまりにもマネキンのスカートめくりに夢中
になり人間とマネキンの区別がつかなくなっていた、6歳
の夏の思い出でした。。。。。

中2の冬休みに初めて連れて行ってもらった「スナック」
、そこで貰ったおもちゃのマイクはずーっと大切にしまって
いました。ミル・サンバというディスコで緊張のあまり女子
トイレに入って、ヤンキーのお姉さんに優しく「隣だよ」と
言われ、慌てて男子トイレに駆け込んだり。
(今でも、あのシーンは覚えています)

高2の時、まだ男になっていないあたくしを不憫に思った
のか、いとこ思いの従兄のおにいちゃんが、丸三鶴屋という
百貨店のお姉さんを紹介してくれました。でも、ホテルに
はなぜか、その従兄のおにいちゃんも保護者代表として
一緒におりました。ええ、どこまでも従弟思いのおにいちゃん
なんです・・・・・。

中高と友人も増えて行くのと反比例して釧路へ行くのも
減って行きました。

芦別から根室本線に乗り長い狩勝トンネルを抜けると新得。
調度半分です、ここまで来ると釧路までは以外と早く、帯広を
超えて白糠へ近づくに従い太平洋が右手に見えてくる。
車窓に顔を近づけ頬づえをつき子供ながらに旅の余韻を楽し
んでいる。

そして、いよいよ待ちに待った釧路駅。ホームへ降りると港の
匂いと鉄道の匂いとが混じった独特のにおい。その匂いを嗅ぐ
度に「あー、着いた、釧路に着いた。」と。


6年前におばさんが亡くなってからは2回しか行っていません。
今度、行くのはいつのことになるやら・・・・・。

生まれて初めて行ったスナック、これまた生まれて初めてうた
った歌は、なぜか「ラブ・イズ・オーヴァー」でした。