シー〜クレットラブ 愛されてもため息ばかりが〜
シー〜クレットラブ 哀しみをまさぐるように〜
シー〜クレットラブ 傷ついても優しさばかりが〜
シー〜クレラブ 口づけさえ涙に濡れる〜
通いなれた部屋の隅で 灯りもつけずに壁にもたれて
シー〜クレットラブ 想い出さえ誰にも言えずに
シー〜クレットラブ 今のあたしぬけ殻みたい〜
鍵をあけたドアの前で 灯りもつけづにう頬杖ついて
シー〜クレットラブ 想い出さえも誰にも言えずに〜
シー〜クレットラブ 音をたてて絆が切れた〜
ダウンタウン・ブギウギバンド「涙のシークレット・ラブ」より。
この曲を初めて聴いたのは、生コン打設のバイトをしていて
スカイラインのオンボロ代車の中で休憩をしていた21歳の時です。
(どれだけオンボロかと言いますと、真冬なのにスパイクのピンがタイヤに
4,5個しかついていませんでした。おかげであっこちにぶつけてたけどね)
当時、同棲していた一つ上の女(ひと)と何となく上手くいかなくなって
いた頃で、別に人に言えないような付き合い方でもなかったのですが、
この曲を聴いていて、「なんか切ないよな〜。部屋に帰ったら出て行った
後なら、かなりへこむよな〜」などと思っていました。
で、仕事が終わりオンボロスカイラインで家路につき、駐車場へ行くのに
マンションの前を通り部屋の方を見るといつもはついているはずの電気が
消えています・・・・・。
皆さんもご経験があるかと思いすが、「別れの予感(byテレサ・テン)」と
言うものは”直感的”に分かるもので、「!!」となり血の気が”サーッ”と
引いて、胸騒ぎと同時に手が小刻みに震えて来ました。。。。。
その気持ちでエレベータに乗るのですが、何でしょうかあの緊張感と
胸騒ぎ。
部屋へ入りると、やはり・・・・・。
単に出かけて部屋を空けた感じと明らかに違うんですよね。
「やっぱりか!・・・・・」
あたくし電気をつけるのが怖くて、幸いと申しますかどうなのか
分からないけど、カーテンも取り外されていたので月明かりの中で
ガラ〜ンとしたソファーベットと学生の頃から使っていた、ラジカセが
月明かりに照らされておりました。(って言うか、それしか残ってなかったし)
立っている気力もなく壁にスーッともたれ掛かりながら、座り込んで
ラジカセのスイッチをいれたら、この「涙のシークレット・ラブ」が
掛かってきたのです。。。。。
切なかったけど、良い想い出でした。
友人の”あっき”に店に行くと、必ずこの曲を掛けてくれるのです。
だからかな?”あっき”の店に行くと必ず酔いが3倍くらいになるのは。。。。。
それでは、本日は
涙のシークレット・ラブ / ダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンドでお別れしたいと思います。