昨日の続きですが、
あたくしが何が一番気に触ったかと言うと、その御仁が「俺の会社は無借金
経営だ!」と言って自慢していたことと、そのくせまったくの素人的な経営論を
恥ずかしくもなく大衆に披露していたことです。
「あたりめーだろ、お前が無借金なのはオメーのオヤジのお陰だろ。それに、
オメーの経営論なんて丸かの店長会議よりラベルじゃなくレベルが低いわ!!」
と。(って言うか、創業して1年だろうがよ)
あたくしは今でも借金があり、当たり前ですが会社の借金の連帯保証人は
あたくし自身です。ぶっちゃけ何度も”しんどい”事があり心拍数が1000位まで
上がった事もありますが、あたくし自身としては
「借金は人を強くする」という結論に至りました。
あたくしのような意志薄弱な人間は、きっと社員や借金がないと直ぐに
飽きて、物事を投げ出していたし、何とか「借りたお金を返さなきゃ。」と
思ってきたから、今があるといっても過言ではありません。
また、その”しんどい”時に社員やお客さんや周りの人たちに支えて
貰えたのでここまでこれました。本当にありがたいことですよね。
確かに月末は”ハラハラ・ドキドキ”するけど、
あたくしのような”アホ”はそのくらいのプレッシャーがないと怠け者になるので、
ある程度の借金があってもいい。
(と言うわけで、金融関係の皆様、いつでもご連絡くださいね。コラッ!)
本当はね借金なんて無い方がいい。お金を他人から借りると言うことは
やはりどこかで後ろめたいと言うか、羞恥心と言うか、ちっぽけなプライドが
傷つくし、借りた瞬間は「やったー!」と一安心するけど、直ぐに「あ〜あ、これで
また何年も借金が増えてしまった。」というプレッシャーと「ずーっとこの繰り返しか〜。」
と、どこまでこんな状態が続くんだろうと思う。
しかし、事業の借金はただの借金ではなく、事業の継続・発展と言う名目の
”融資”なので、ならば丸かに信用して融資をしてくれたのなら事業を軌道に
乗せ、繁盛させたり発展させるのが”筋”です。(できてないけど)
一体、日本に大中小とどのくらいの社長さんがいるのかな?
借金をして裸一貫から社長になった人、跡継ぎや企業のサラリーマン社長、
他にもスポンサー付きの社長や共同経営の社長と様々です。。。。。
どの立場でもやはり人の上に立ったり、一人社長でも事業を発展・継続
させて行くのは大変なことです。
ただ、あたくし個人としては何のしがらみもなく、その代り責任は全て自分。
と言う環境ですが、それが幸せでした。(仲間がいたから)
先ほどの御仁のように親がお金を出してくれたりしたら、あたくしの性格上
社員や周りの人たちに感謝なんてしないし、お金のありがたみや怖さなんてのも
知らないで、いい年して「大丈夫か?あいつ。」と陰口を叩かれていたでしょうね、きっと。
でも、ある意味難しいですよね。
何もなかったら、そこからやるしかないのですが、下手にお金や甘えられる
環境があったら人間はどうしてもそっちへ頼ってしまいますもんね。
しかし、あたくしこれだけは言えます。
かなりハラハラ・ドキドキ、心拍数200、血圧下が160mmHg
上が185mmHgまでになりましたけど、あたくしのような無責任、意志薄弱で、
短気な人間は(ん?けっこう最低だよね?)借金を背負うことで、
自身の力のなさや、人の裏表、また情けを知りましたから。
なので、これはあくまでもあたくしの本当に本当の個人的な(今日はマジ)
考えですが、自分で事業・商売を創業をするのなら”借金(融資)”も
ありなんじゃないかな。とね。
せっかく”社長業”という第二の人生を始めるのだから、
ある程度の”リスク”を背負って”精一杯”やるのも面白いんじゃないかな。
「借金なくして事業なし!」(ちょっと羨ましさも入ってるけど)
あ〜あ、あと9年か・・・・・。(勝負は年末ジャンボ!コラーッ!!)