予約していた本が届いて昨日読み終わりました。
何かのために
皆さんもご存知でしょうが、”sengoku38”と言うハンドルネームで
「尖閣ビデオ」をユーチューブに投稿した、元海上保安官の”一色正春”氏
の書いた著書です。
本の帯にこのようなことが書いておりました、
「世間では私の事を英雄であると持ち上げる人もいるようだが、
私はそんな立派な人間ではない。
むしろ、立派な人間に成りたいと思って生きているただの人間である。
私がやったことに対して、立派だとか、義挙だとか言う人がいるが、
私はそうは思わない。
日本国民として、ただの当たり前のことをやっただけのつもりである。
そして、今回の事件について正しかったのか正しくなかったのかは、
数え切れないくらい自問自答している。」
と書いています。
本文を読んで、一色氏は公務員としてこのようなことをしたことを
自問自答しているようです。しかし、公務員でもあるけど、日本国民
としては後悔はしていないと言うようなことをおっしゃっています。
そして、今回のビデオを公開した理由について、「国民が知るべき
ことを知らせないのはおかしい。」と。なので、このビデオを見た人、
一人ひとりが自分なりに考えて欲しかった。とも。
では、一色氏は何を考えて欲しかったのか?
なぜ、尖閣諸島は日本の領土なのか。
なぜ、領土を守らなければならないのか。
なぜ、中国や台湾は尖閣の領有権を主張しているのか。
なぜ、最近になって中国漁船が大挙して尖閣付近に現れるのか。
なぜ、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりしたのか。
なぜ、中国はあれほどまでに中国人船長の釈放を要求したのか。
なぜ、日本政府は中国人船長を釈放したのか。
なぜ、ビデオを非公開にしたのか。
なぜ、残りのビデオが後悔されないのか。
なぜ、日本の海上保安庁は中国漁船を取り締まれないのか。
なぜ、尖閣諸島は自国の領土と言うが、何人も上陸出来ないのか。
そして、今後日本はどうすべきなのか。
そして、こう続けています。
「しかし、自分で考えるのは面倒である。人に意見に従って、
何不自由なく暮らしていけるのであれば楽である。仕事でも上司の命令を
ひたすら守り、家でも妻の言うことを聞いていれば楽かもしれない。
それにしてもいつから日本人は考えることをやめてしまったんだろう。」と。
この”なぜ、”は政府は語らないし、マスコミも鋭く突っ込まない。
結果的に”一色氏”は”ユーチューブ”という手段で国民に考えてもうしか
なかったのです。
まぁ、これ以上興味のある方は是非、この本を買って読み
”一色氏”が言うように「自分なりに考えて」下さい。
で、ようやく寝ようかな。と思って、ついついクセでテレビをつけると
「朝まで生テレビ」がやっていて、「また、くっだらねーことで議論でも
するんだろうな〜」と思い、チャンネルを変えようとしたら、
なんと!テーマが”尖閣諸島を占領されたら?!”
”国民に国を守る義務があるのか?!”などと、安全保障に関わるテーマ
だったので、「これは見ないと行けネーな!?」などと・・・・・。
まぁ、面白かったです。何だか面白いと言うか”ヘンテコ”で何にでも
難癖をつけたり、変なところで「イェーイ!」などと同調して、一切空気を
読めないイラン女性の人がいたり、相変わらず「憲法9条がどうたら・・・・・」と
言う人がいたりと。。。。。(もう、イラン!なんてね)
つーか、普通に日本の領土でもある”尖閣諸島”が占領されたら
普通に奪還するでしょ。出来れば、その前に占領されないような手立てを
準備しておかなくてはいけないけど。
で、なんでも”国民に国を守る義務があるのか?!”と言うのでは、
「義務はない」とか「義務と言われれると嫌だ」また「政府が国民を守って
くれないので、そんな政府の為には守りたくはない。」などと、贅分勝手な意見
もありました。(でも、87%の人は守ると)
共産党や九条の会の人なんかは「その為に政府が外交で何とかするんだ」と、
おっしゃっておりましたが、どこまで人頼りなんでしょうか?
あたくしは別に好んで他国へ侵略したり戦争を仕掛けるのには
絶対に反対ですが、向うがその気なら充分に受けて立つ用意がないと
いけないと思うのです。
どこまで他人のせいにしたり、他力なんですかね?
米国の第35代大統領の”ジョン・F?ケネディー”が就任演説で
「祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、
あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい」と言ったように
その言葉をそっくり現在の日本国民が自覚しないといけないと思うのです。
何でも、堀江貴文氏が「要は“国ってなんなの?”ってこと。
“国を守りたい”って思ってるのは“国に頼ってる人”なわけで、
国に頼ってない人は“別に関係ねえや”って思ってるわけでしょ。
ほかの国で暮らせばいい。」などと、ほざいているそうですが、
どうぞどうぞ(ダチョウ倶楽部風)、日本から出て行ってくださいと。
それにしても改めて「朝まで生テレビ」は色々な意味で凄いですね。
だって、司会の”田原氏”は共産党の人に「あなたは人間じゃない!」
って言い放つんですから・・・・・。(後から謝罪はしたけどね)
まぁ、思想に基づいて様々な意見を言える国にいると言うだけでも
感謝しないとね。
でも、なんで”核論議”はいまだにタブー視されるのかな・・・・・?
「世界で唯一の被爆国だから!」(実際には南洋諸島の国も
ウィグル自治区も実験による被爆国だけど)と言いますが、
あたくし的には「だからこそ、二度と被爆国にならにように
それなりの抑止力が必要なんじゃないの?」と思うのです。
あっ、やべっ!またもや敵を増やしてしまった。。。。。