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少し真面目な酒場の会話。

先日、メーカの人と今年初めての”金富士”へ行き
「これから何が来るかな〜」などと、これからの業界の話なんぞを
偉そうに話したのです。(まぁ、これも酒場の会話なんですがね)

で、あっ、その前にここ5年ほどの傾向を振りかえりますね。

この何年かは、かなり昭和のテイストが増えました。
で、ブームになったのはここ3年以内くらいです。

そのほとんどの店が意味がわからない”模倣店”ですけどね。

昨日テレビを見ていると久しぶりに”大人のバラード”という
洋楽の60〜80年代のCD5枚組みを通販番組を放送しておりました。

実は、それを見ていて「あっ!」と気がついたことがありまして。
あたくしも”青春の輝き”というお店を2003年の7月に
オープンした時も、このような洋楽・邦楽問わず深夜帯に
その当時の映像付きでよく流れていたんですね。

で、「なるほど!この辺りから”昭和の火”がくすぶり始めたのか」と。

きっとその音楽や映像を見ながら「懐かしいな〜」から
「やっぱり昭和(あの頃は)良かったよな〜」そして、
「そうだ!このような”昭和”をテーマにしたお店を作ると
自分達と同じ世代〜50代くらいまでが、きっと懐かしく思って
くれんじゃないか?

いっそのこと、当時の歌を演奏できる小ライブをやると皆一緒に
盛り上がって楽しんでくれんじゃないないか?
そんでもって当時のことをあまりわからない部下などを
連れてきた上司とかと話も盛り上がり、明日から元気で
仕事もできるんじゃないか!」などと考えた人も沢山いたの思うのです。

結果は、ぼちぼち当たりました・・・・・。(笑)

そんなこんなしている内にあれよあれよと東京を中心に
立ち飲みや〜酒場といった、その前までは”デザイナーズレストラン”
などといった、奇抜で店側も使う側もこの上なく不便な店やオール
個室といった店が流行っていたのですが、

きっとそのような店に疲れたのか?それとも経済と何か関係が
あるのか?は分かりませんが、そんなような心理状況が先ほどの
“昭和の音楽”と何がしかの関係があるのかな?と思うのです。

「一時のブームにならなきゃいいのにな」と、元々ブームには
関係なくやっていた(有)丸か加藤商店としては多少の心配を
しておりましたが、ここにきて過剰なブームは去りつつあり、
また、明暗も分かれつつあります。

そのポイントとしては、単に雰囲気でやっている店は厳しくて、
しっかりとコンセプトやメインの商品がハッキリてしている店は頑張っているということ。

まぁ、元々昔から頑張っている店というのは、何がしかの
特徴があるから長らくお客さんからも支持を頂いているんでしょうけどね。

しかも、昔からやっているから店内も店外も風情があって、
備品一つとっても30年以上も前の物とかなので自然と”昭和”の
テイストで、当のお店の人達はま〜ったくそれが普通なんですね。

で、これから何が波に乗ってくるのかな?と思うと、
なんかシンプルな居酒屋なんじゃないのかな〜と思うのです。
(今まで見過ごしていた)

例えば、一昔前の「グランド居酒屋富士」や「つぼ八」、
「村さ来」などといった、和・洋・中なんでもありで
それなりの大箱店がありましたが、雰囲気はあのような気さくな
感じで、店は30坪以下、その店のメイン商品が際立っている
お店かな〜と話しました。

つまり立ち飲み〜酒場〜居酒屋といった回帰が装いを変えて
当時から30年程が経ち、様々な流行や文明などを経た後の
ブラッシュアップされた店が現代風に(現代の人がやる)居酒屋が新鮮なんじゃないかな。

ただ、この辺の加減が難しいんです。
普通でいて、新鮮さ。
「あれ?なんか普通に落ち着くけど、新鮮?」と言うように、“感性”に響く店。
「凄くいい店ではなく、何となくいい店」

と思うのですが、いかんせん酒場の会話ですからね。

きっとビールを6本まではこの話も良い感じでしたが、それ以降
どうでも良くなってきたんですよね〜。でも、所々は酔っ払い特有の
「なぁ、マジでよ」と言いながら真剣になっていたようなのですが、
テープレコーダーは回っておりませんでした。

でも、あたくしの頭の中というか皮膚感覚で6割くらいまで
内装からメニューからコンセプトまで出来ているんですが、
あとを詰めて行くのが結構難しいので、この続きは
ファイル 880-1.jpg
で。。。。。

と言うことで、本日は西芦別中学校の友達と飲んできます!