新学期が始まる時期ですけど、西芦別はまだ所々に汚くなった雪の
かたまりが残っており、春の穏やかな香りとは裏腹の季節はずれな
顔をのぞかしています。
それまで一緒に小学校に通っていた上級生の見慣れない制服姿を目にし、
何となく違和感を感じながらも大人っぽくも見えました。
自分が制服を着る側になると友だちの制服姿が新鮮でしたが、
中にはお下がりでどう考えても体形に合わなくぶかぶかで、特に袖の所は
すぽっりと手が隠れていたりと可笑しかったですね。
また、女子のセーラー服姿を見て今まで特に意識をしていなかったのに、
急に女性を意識しだすようになるのもこの時期でした。(笑)
中一の時は木造の旧校舎側で、そこの近くに美術室がありその前で
”るっち”、”さをり”、”まゆみ”の三人がクルクルッとスカートを回転させながら
ヒラヒラとさせて笑い合っていた光景を今でもしっかりと脳裏に焼き付いています。
”るっち”は頼城から”さをり”と”まゆみ”は中の丘からの三人でした。
あれから39年が経ち僕らは52歳になります。既に半世紀を生きました。
考えてみると、あの時の僕らや彼女たちは13歳になるかならないか。
そう、生まれてたった13年しか経っていなかったんですが、中一は紛れもなく
大人への芽生えだったんだなとしみじみと思います。。。。。