サービス業の一つになるけど、直接的にお客さんとりもてなすのが「接客業」です。形としての接客もありますが(笑顔や挨拶、服装・身だしなみ、態度の定型、パフォーマンスなど)、実は形のない目に見えない接客・サービスが重要だったりします。
よく、その昔「サービス(接客)業は”気配り業”なんだ」と言われておりました。そう、「目配り」「気配り」「心配り」と言われるように、きっとこの分野は情緒性が豊かな日本人向きだと思うんですよね。
なので、私語ばかりとか下を向いてたりお客さんに背中を向けてるスタッフに対してそのような指導と言うか注意をしない店の接客・サービスは殆ど、うんちをウーロン茶で流し込むようなことになっていますからね。(どんなことやねん!)まぁ、あたくしレベルになると背中を向けていても「気配」や「予知能力」で分かりますけどね。(単なる妄想癖な)
別にホテルや高級レストランなどでの接客・サービス業がどうのではなく、あたくしはこの飲食業に就いてから様々な気づきを得て来たし、自分たち(店や他のスタッフ)がしたことで人が喜んでくれることに自分自身も喜びを感じ、もっと人を喜ばせたい、楽(愉)しませたいと。
”老若男女”、立場も年齢も関係なく一言、一つの行動でちょっとの縁だけど数えきれない人たちの中で、その時だけは繋がり合える仕事が接客・サービス業の醍醐味だと思うんですね。だから、あたくしは日々何百人と相手にしているであろうコンビニのスタッフにも「ありがとう」と言います。
それは、数十秒の接客・サービスでも「この仕事は楽しい」とか「この仕事をやってて良かった」と思って欲しいからね。それは、”丸かで働いてるスタッフ全てにも言えることで、それを”店長”自ら感じて、それをスタッフたちに伝えて欲しいし、そのような思いを共有して欲しいだけなんだよね。それを、愚直に36年追い求めて来たし、それは独立してからの20年も変えてこなかったし、これからも変えるつもりはありません。