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今は「足が地に着いていない」けども・・・・・。

25日の月曜日は「欽ちゃん本店」の”忍”に手伝ってもらい、”忍”自身も「にんにく唐がらし」で”ひなちゃん”と一緒に働くのは初めてだったので色々と気づいた点があったと思います。

ありがたいことに本来は定休日なのに沢山のお客さんが来てくれました。もちろん、”忍”も「欽ちゃ本店」で宣伝してくらたのでわざわざ来て来る方も。(感謝)

”忍”からは特に「準備不足」と「適当な所」を指摘されましたよ。(笑)

これに関しては、あたくしも何度も指摘して来ましたが、”忍”曰く「社長から聞いていましたが投げっぱなしが酷いですね。。。。。」と。(笑)

また、「何をどう売って、どう喜んで欲しいのかがまだイメージ出来てないのもあるんだと思う」とも。

「正解です」(笑)

いつも、彼女を見ていてふと思うのが「斎藤順子」であったり、また、いま気づいたのが「荒城堅治(あらきけんじ)」。(笑)

どちらも勢いはあるんですが・・・・・、目先。(笑)

で、あたくしが初店長の時を回想しました。

思えばあたくしは”店長”に就いて約半年間はダメダメでしたね。(笑) まず、店長の仕事が何をするのかが分からない。一応、店長になったのはいいけど人の上に立つのは中3の時に剣道部の部長だった時くらいでしたからね。(笑)

まぁ、その上に「マスター」という人が居て、結局は店長見習いでした。”忍”が言う「何をどう売って、どう喜んで欲しいのかがまだイメージ出来てないのもあるんだと思う」などと、思いも付きませんでしたね。

暇な時はカラオケのステージの後ろにある柱に肘に顎を乗せてたし、部下の教育なんて思いもしなかったし、店での大切なことにも遅刻はするしね。もし、あの時の自分をあたくしが上司だったら店中引き回して投げっぱなしのジャーマンを掛けてましたね。(そこも投げっぱなしかよ)

なので、「ひなちゃん」も今は手探り何だと思います。一応、その都度指摘したり指示しますが、これね、最終的には自分自身で「気づき」がないとダメなんですね。そう、遺伝子レベルでスイッチがOFFからON!!にならないと。

あたくしの場合は、スタッフが次々辞めて行き、「マスター」といつも険悪な雰囲気で、その内にあたくしが知らない内に先輩社員の”あっちゃん”とバイトの”ハル(現在は「かるいち」と言う店をやっています)”が別の店をやりたいと。しかも、あたくしを飛び越えて”社長”と既に話はついてると言う・・・・・。

まぁ、しゃーないですよね。言われましたもん、「正直、店長にはついていけません」と。(笑) で、「OPERA」というカラオケパブの一畳もないキッチンへ入りため息をつき、すりガラスの隙間から見えた月を眺めながら「神よ、我に七難八苦の苦を与えたまえ」と自然と言葉に出たのがOFFからON!!になった瞬間でした。

きっと、普通なら「マジか~」「どうすっかな~」「なんだよ!ムカつくな!!」と言う所ですが、「キツイな~」という感覚はあったんですが、なぜか?「来い!来い!もっと、苦労させてくれ!」ってね。

きっと、格好いい大人になるにはもっとどんどんと苦労しないとダメなんだと思い「ニヤッ」としたのです。(自分が原因で店がバラバラなのに)

まぁ、結局は”あっちゃんとハル”は残ることになり、何も聞かされていない蚊帳の外の”細B”と4人で再スタートを切り、そこから「OPERA伝説」が始まったんですね。(自分で言うのかい!)

なんでしょうか?人間、危機一髪まで追い込まれるとスイッチが入って、しかも「自分はダメだ~」とマイナイスではなく、「来いよ!もっと来いよ!!その分成長してやるよ!!」とON!!になると、これ自分に起こること全てがプラス思考になり、そうなると嫌なことも失敗なんて言葉も無くなるんですね。

だって、嫌なことも失敗も全て自分のためで「格好いい大人」になるための通過点だと思ってるから。そうなると「無敵超人」なんですね。(笑)

スタッフも採用から教育まで自分自身でやりました。まぁ、やったと言っても人生論と言うか「生き様」を語って、あとは「後ろ姿を見ろ」ってだけだったんですけど。

それが、22歳の時で今の”ひなちゃん”と同じくらいの”店長”と言うことなのです。なので、「足に地が着いてない」状態かも知れないけど、これから「自分は何のためにここに居るんだ?どっから来て、どこへ行くんだ?どんな大人に、どんな素敵な女性、お母さん、おばあちゃんになるために今ここで何をするんだ?」と言う思いが芽生えればと思うのです。

今は、投げっぱなしでやりっぱなしのジャーマンで「帰って来た斎藤順子」、時に「荒城堅治」だけど、遺伝子レベルでスイッチがON!!になることを期待しています。(笑)

1,格好いい大人、いい女になるためにやること。 2,自分の苦手な事や自分自身のイヤな部分を克服するために、良い意味で店を活用する。3,お客さんとスタッフを喜ばすこと。それが自分も嬉しいに繋がる。

何だか、36年前のあたくしや、その後の「斎藤順子」や「荒城堅治」を見てる様なんですね。

店長だからどうのよりも、店長の経験を通して「瀬越妃菜(せごしひな)」という人間として成長して欲しいと願っています・・・・・。

追記 社員になる、店長になると言う勇気だけでも半分は出来てるんだよね。

それはそうと、「欽ちゃん支店」も定休日を返上して営業していますので、どうか顔を出してやって下さいな。

「分かんないことが分かんないんです」って、言ってたね。実はみんなそうだよ。(笑)悩んで、迷って、さらに悩んで、ある時、スイッチがON!!に  なるから。

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