トップギア

どうよ、俄然やりがいが出るのさね。

あたくしなんか、究極的には自分の為に仕事をしています。自分が楽しくないと人を楽しませられないので。「プロ失格だな」と思われるかも知れませんが、事実なのでしょうがないです。

では、お客さんは二の次か?と問えば、全くそんなことはなく同じように大事なんですね。自分、スタッフ、お客さんは正三角形なんです。どれか一つが突出してもバランスが崩れていびつになる。

二等辺三角形ではダメね。(笑)

お客さんやスタッフを気持ちよく楽しませたら、これまんま自分に返ってくるもんね。なので、結局はお前は自分が楽しみたいからこの仕事をしてるのか?と聞かれたら答えは「YES!!そごう電器」となりますね。(古ッ!)

で、先日このような予約メールが「一条まるふじ」に来ました。

「息子の嫁から推薦されました。

18時から3名で中華を頂きたいです。

高年齢3名ですので、テーブル席を希望します。」

はい、別に区別をするわけではないんですが、とてもやりがいが出ます。

まず、自分の親ではなく義理の親御さんを紹介するくらい「一条まるふじ」に対しての信頼・信用があるのと、何て言うかそこまでして紹介&来てくれるのかと思うと、「飲食店冥利に尽きる」とはまさしくこのようなことなんじゃないでしょうか。きっと、ホールスタッフも張り切ってやることでしょうね。

あたくしは常々言って来てましたが、「お客さんは様々な事情を抱えながらも、わざわざ店に来てくれてることを忘れないように」と。それは初めてのお客さんでも常連さんでもです。仕事、プライベート、自身のことなども含めてね。

いつも来てくれるお客さんだって人には言えない悩みや心配・不安ごとがあります。地方から来て都会の店は怖いぞと思いながらおっかなびっくりしながらとか、今日はどーしても真っすぐに家に帰りたくない気持ちの時だとかね。

店側は少人数VS大人数の構図です。「毎日、沢山の方が来るので一人、一人、一組、一組に対して気を配るのは難しいです」なんてのは通用しないし、そもそも”丸か”の辞書にはありませんからね。(笑)

店長1人VS30人、40人、50人と、こっちから見たらその他大勢ですが、相手から見たら”店長”は一人なので妥協は出来ないんですね。

まぁ、そんなこんなでお店には日々何らかのドラマがあります。それが良い場合もあれば良くない場合もありますが、それらも全て飲み込んで帰る時には「また、来るから!!」と言われるのを今日も店側(特に”店長”)は万全の態勢で向か入れることなんですね。

追記 この仕事の魅力は、その場でお客さんの反応が見られて臨機応変に対応できること。

まぁ、若い時は「自分が、自分が」と自分だけが目立とうとしていましたね。まぁ、そのような経験もあったから今に至ってるんですけど。でも、やはり今でも現場に出ると「俺だ!俺だ!俺だ~!!」となる自分はどうなんでしょうか。。。。。

SUNTORYも流行りの芸能人を使うよりも、たまにはこういうのをリバイバルすればいいのに。

PAGE TOP