前にも話した、あたくしが二十歳前後の時の飲み仲間(一つ上だったのかな?)の”S”の話です。
まぁ、日本で一番多い苗字と言えばもうお分かりだと思いますが、苗字が”S”なんですが、よく思い出して見ると下の名前で”よし”と呼んでたのを思い出しました。
で、その”よし”はとにかくキザなんですね。「北方謙三」の小説とかに出て来るハードボイルドを絵に描いたような感じね。
常に「男はこうあるべき」的な、一言で言うと面倒くさい奴なんです。(笑)
今のようにスマホなどがないので、特にお互いの連絡先を知っていたわけではないのですが、土曜日にススキノへ行くと行きつけの店に居るので、そこで少し飲んでどこかへ行くパターン。
はい、常にハードボイルド。とってもハードボイルド。(笑)
で、ある時に次の店へ行こうと歩いていると(当時のススキノは平月でも金・土は12月の週末並みに人が居ました)、”よし”がぶつくさと文句を言ってるので、「あぁ、人ごみだからイラついてるんだな」と。
すると次の瞬間、「何で弥生人ばっかりなのよ!!」と発狂したんですね。(笑)
どうやら”よし”は人ごみと言うよりも、すれ違う女性が「弥生顔ばかり」だったのが気に入らなかったと言うね、全然ハードボイルドでもなく中途半端に物知りなんですよね。(笑)
仕方ないよね?
追記 ”よし”、今何やってんだろうか?最後はサイバーシティービルの「徳太郎」に偶然来ました。相変わらずのハードボイルドでしたよ。(笑)
でも、最後に会った「ハードボイルド・”よし”」は、何だか未だに無理してハードボイルドを気取ってる感じで、「くたびれたハードボイルド」でしたね。(笑) なのに、あたくしに「加藤も変わったな。いいのか!?そんな普通になったオッサンで」と訳の分からないことを口走っていましたよ。(笑)