えっとですね、その昔は飲食店で働いてる人は一般の職種よりも一段低く見らていた傾向がありましたし偏見もあったんですね。現にあたくしもこの仕事を本格的にするにあたり、「昼の仕事で思いっきり汗を掻いて、もう昼はいいよ」となってから夜に来ようと思ってましたから。

また、“おふくろ”なんかも、一度知人に「孝司ちゃんは札幌で何をしてるの?」と聞かれて、何だか良く分からに事を言ってごまかしてたもんね。(笑) あたくしらの働き始めた世代の人達は多かれ少なかれ似たような経験をしてると思いますよ。”細B”の所だって、お父さんが当時の高田社長と面談みたいな形で二人で無言で釣りをしたくらいですからね。(笑)
今はだいぶん市民権を得てメジャーな職種になってますよね。どうしても「すすきの」=水商売=酒、女(男)、ヤクザ、金と言ったダークなイメージから、平成になってからカジュアルな飲食店が出て来てイメージが良くなりましたもんね。飲から食へと。
“タスコ”も最初はカラオケパブやバーやらスナック、レストランバーと言ったアルコールが主な業態でしたが、ランチから始めた業態をやるようになり、段々と食が主体になって来たのもあるし、それまで第一線でやって来た人も30代、そして結婚し家庭を持つ比率が多くなって来たのもありますね。
でも、やはり大きかったのは「ジャスダック一部上場」を果たしてから、世間も業者さんも家族や親戚も見る目が変わって来たのもあります。(笑)
なぜ、今日はこのような話を書いてるのか?と申せば、最近ねちょっと嫌な思いと言うか切ない?思いを感じたからなんですね。それはね、蔑(さげす)んだ目で見られたから。
もちろん、あからさまではないけど目の奥や口元で分かるんですね、明らかに蔑(さげす)んでるのが。久々だったので懐かしさを感じました。(笑) 特に、そのような人は世間一般より上流意識の高い職業に多いかと。

あたくしは褒められるような人間ではないけど、スタッフたちはもの凄く良いんですね。まだ、あたくしの態度を蔑むのなら「しゃーねーな」と思うけど、職種としてそのような蔑みは一所懸命に働いてるスタッフと家族のことを思うと、とても切なく不憫な気持ちになり同時に責任を感じます。
別に頭に来ませんでした。がしかし、「まだこの時代にこんな考えの人が居るんだな~」と思うと、確かに上流なのかも知れないし世間一般的に地位と言うか報酬の高い仕事をしてるのかも知れないけど、「視野の狭い考えで気の毒だよな」とね。
その昔、先程も書きましたがあたくしらが「すすきの」で働いた時は、今以上に偏見があり、その偏見から守り、そして飲食業で働く人間の地位を上げて幸せにしようと考えて実行に移したのが”高田社長”でしたね。それが、「上場」として結実したんだと思います。
よく、手前もみそになりますが「”丸か加藤商店”は何処の店に行ってもいいスタッフばかりだよね。どうしたらあんないい人が集まるんだろうね」と言われます。(まぁ、五人いて二人が良ければ全体が良く見えるからね・笑)
よく、手前もみそになりますが「”丸か加藤商店”は何処の店に行ってもいいスタッフばかりだよね。どうしたらあんないい人が集まるんだろうね」と言われます。(まぁ、五人いて二人が良ければ全体が良く見えるからね・笑)
でも、あたくしにとっては本当にありがたい言葉です。皆、よく頑張ってくれていますし、一所懸命にお客さんを楽しませようと働いています。それが、自分にとっても楽しい気持ちなるから。なので、たまに勘違いするのか?下に見る人も居るんだと思います、残念ですけどね。
追記 確かにちょっぴり傷つきますが、まだまだそのような蔑んだ思いの人にも共感してもらえるように今日も奮闘しますよ!!
先ほど「上流意識の高い」と書きましたが、実は普通の人にも偏見を持ってるのを知っています。けど、皆さんは言葉や態度に表しませんが、ちょっとした節々で出ます。それは、考え過ぎとか被害妄想とかではなく、肌で感じますからね。
でも、大した問題ではなく自分らの仕事をきっちりとするだけです。だって、1ミリたりとも恥ずかしいとか、卑下したことは無いですからね。(仕事は生き様なので・笑)
職種は関係なく仕事は仕事としてあたくしは尊重しています。働くって本当に尊いことですからね。
あのね、「喜んでもらおう」と単純に疑いもなく真剣に取り組んでる人の前では、貴方の中途半端な上流意識はなんの価値もなく、逆に・・・・・、
まぁ、いいっか。(笑)