はい、「今週の丸かの今夜もひとりバックドロップ!!」の昭和・平成の忘れ物のテーマです。
そうですね~、今回は『新人&新社会人』かな。これはね、「おごじょ」の”尚吾”のことを書きますよ。(笑)
”尚吾”は大通り14丁目「光塩学園調理製菓専門学校」へ行っていて(きっと、あたくしが向かいの南1西14のマンションに住んでいたので、もしかして会ってたかも)、一つ上の先輩でもある”伴(ばん)”が既に”(有)丸か加藤商店”で働いていた縁で入社して来たんですね。
2007年の春のことです。
また、その学校には「上海月」「上海月伏見低」で料理長をしていた「片岡さん」が先生として居て、”ツネチー”の先輩でもあったので、そのような縁もあり”尚吾”は入社して来た次第です。
最初、”尚吾”を見た時に「どこの田舎から出て来たぼくちゃんだろうか?」と思いましたもんね。(笑)いや、それだけ純朴さがあったということね。絶対に違うんですがあたくしの記憶だと学生服を着て来たイメージです。(笑)
そして、当時サイバーシティービルにあった「上海月」と「鈴木徳太郎商店」の共同のキッチンへ入って来ました。”尚吾”はよく気が付くしもの凄くちょこまかちょこまかとまるで「こまねずみ」のように始終動いていましたね。

今でもそうなんだけど、本当にフットワークが軽くてね。そうこうしてる内に「欽ちゃん」をやることになり、オープンスタッフとして”尚吾”に白羽の矢が立ったんですね。

”規夫”が責任者で”尚吾”が働き者なので若い内から経験を積まそうとね。
この”尚吾”、顔は童顔ですが中味は「おっさん」でしたよ。50年代、60年代のフィフテーズなんかのアメリカの世界観が好きで、”お父さん”の影響で1970代の日本のフォークやニューミュージックなんぞも好きで、ちょっとませていたんです。(笑)
はい、そんな”尚吾”はいつの間にか当時「上海月」の店長だった”祥子”と付き合いだし、そして結婚へと。

あれから18年。20歳だった”尚吾”も38歳ですからね。(笑) そう、その時に生まれた赤ん坊が高校を卒業するんですから、時の流れは早いもんです。
あたくしの誤解から理不尽に電話で怒ってしまって、”尚吾”もああ見えてと言うか、今では誰もが認める「短パラ」なので辞めることになりました。(すまないことしたな”尚吾”)
そのあと、しばらく一年ほど?会ってないけど、”祥子”とは普通に会ってましたが、「狸小路まつり」で”小西君夫婦や米ちゃん”と飲んでいたら偶然バッタリと会い、”尚吾”も逃げるに逃げれなくて(笑)、そこで一杯飲んだのを機にわだかまりも随分と無くなったんですね。(”祥子”が一番ホットしたんだと思いますよ)
”尚吾”はスポーツ店で働き、その後”西やん”(元丸か)の働いていた会社が麻布で酒場をやるとのことで、酒場好きな”尚吾”がそこで働いたのもつかの間、”祥子”が今の場所で「おごじょ」をやるにあたり、やはりそこは夫婦で一緒にやることに。(笑)
”尚吾”は前の仕事の引継ぎもあるので少し遅れて「おごじょ」に参戦しました。今の場所は、長らく「鍋焼きうどん」が名物だった「ゝ月(ちょんげつ)食堂」さんが営業をしてましたが、ご高齢でお店を辞めてから数店舗入ったけど、どのお店も短期間で撤退。

そこへ「おごじょ」が入り、二人の力もあり繁盛店になり今に至ります。あたくしは、向かいにあった「和料理 さゝき」さんへ行っていたので、そこのマスターとママが「いや~、あの二人がお店をやって凄くお客さんが入ってるのよ~。二人とも愛想も良くて一所懸命だもね~」と何時も褒めていましたね。(笑)

コロナが無かったら、まだやっていたんじゃないか?と思うと非常に残念です。息子さんは隣の「コンチネンタルビル」の地下一階で「和処さゝ木」さんを営業していますよ。
あの、学生服を着た(着てないつーの)二十歳の若造が、今では立派に「おごじょ」を切り盛りしています。
今では厚かましくも「しゃぶしゃぶセット」を冷蔵庫へ預かってもらい(居酒屋さんなのに何も食べないで、しかも預かってもらうと言う反則技)、しまいには何時もギリギリしか持ち合わせていないのを知ってるので「社長、二千円でいいですよ」と言う言葉に甘えてるあたくしなんぞが居るんですね。(恥ずかしいぞ!)
そんな”尚吾”ですが、皆さんこれからもよろしくお願いしますね!!
追記 そう言えば、あれから各学校を卒業しての新入社員って居ないな・・・・・。
「おごじょ」オープンにあたり、「“祥子”の知ってるお客さんに遠慮しないで知らせろよ。連絡先の分からないお客さんは教えるから。」と。「すいません、ありがとうございます。」
そうこうしてる内に一周年に行った“くまさん”が、「丸かのお客さんより、知らないお客さんが多くて嬉しかった。」と、二人の一年間の開拓した努力を喜んでいましたっけね。(笑)
“しょーごー!”、これからもちゃ〜んと俺に感謝の気持ちを忘れんなよ!!(オイッ!)
まぁ、でもよ時の流れは「走るより早い」のは本当で、俺もいつまでこうしてやってられるか?だからよ。