カメムシ

あれは確か、私が小学3年か4年生のころで10下旬か11月に入った頃でしたね。
家の中に“カメムシ”が入って来ていました。何でも越冬のために屋内に入ってくるんだとか。
まぁ、山間にある木造の炭鉱住宅なのでどこから入って来るのでしょうね。
その日も“カメムシ”退治をしていました。奴らは刺激を与えるとかなり臭い悪臭を放ちます。
本来なら刺激しないように静かにすくうように持ち上げて外へでも逃がせばいいのですが、
そんな知識を持ち合わせていなかった私は見つけ次第テッシュで潰しまくっていました。
当然、その度に悪臭が立ち込めるので“おふくろ”のお世辞にも良い匂いとは言えない
香水をプシュッ!と潰して臭う所に吹きかけておりましたね。

ある時、カーペットに這いつくばって犬のようにクンクンとやり探していると「臭い」。
なので、「この辺だな!!」とさらにクンクンとしているとやはり「臭い」。
「ん~、これはかなり近いぞ!」と顔を上げて周辺を探そうと思ったら、
なんと!クンクンとやっていた鼻の先に居るではありませんか!!!
どうりで臭いと思いました。(笑)

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