パーラー赤シャツ

もうないけど、芦別では有名でした。
同級生の“大内(ちくん)”のお母さんが長年働いていました。
ここの名物はパーラーなのに「ラーメン」が有名でした。(笑)
旭川のおばさんが好きで、西芦に来た時た帰りには必ず「赤シャツラーメン」を
食べて帰っていましたね。

私も食べたことはありますが、最後に食べたのが小学生の頃で
「おいしかった!」の記憶はありますが、どんな味だったかは定かではありません。
ただ、塩と味噌の中間のような色で背あぶらが浮いていました。
工業高校の一つ上の先輩が跡取りで数年間やってましたが、時代もあり残念ながら閉店しました。
なので、「先輩、ラーメンの作り方教えて下さいよ」と言うと、「ダメだ」と一言。
「どうせやらないんだからいいじゃないですか!」「ダメだ」と。まぁ、そうなりますよね。(笑)
芦別の道の駅で「赤シャツラーメン」を出したいので相談があったそうですが、断ったんだとか。
あの味は「郷土の味」として残しても良いんじゃないのかな~と思いますが、
親が一所懸命に築いた努力と思い出の結晶なので、他人がとやかく言ってもです。
(ちゃっかり教えてもらおうとしてたけど)

「赤シャツ」の一番の想い出は、小6か中1の時に同じ剣道部で水泳もスキーも苦手で
習得に励んでいた“村上(ムラ)”と二人で入って、赤のベルベット生地の豪華な感じのソファーや
これまた作りのしっかりとしたヨーロッパ調の木の椅子があり、子供同士なので場違いを感じつつ
緊張しながら「プリンアラモード」を食べた記憶です。ちょうど、“ちくん”のお母さんも居て
私たち二人にオレンジジュースをご馳走してくれました。(ん?メロンソーダだったかな?)

先日、あの「赤シャツラーメン」の味を再現したくて芦別関係者に聞いたけど、みんなうろ覚え。
しかし、ラーメンの種類を発掘できました。「赤シャツラーメン」「樺太ラーメン」「昆布ラーメン」だと。
ん~、「樺太ラーメン」って何だか夢がありますよね。もしかして、先代は樺太からの引き上げだったん
でしょうか?芦別にはけっこういましたからね。それにしても、もう一度食べたいあの味でした。

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