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『所作』

所作=立ち振る舞いや身のこなしをいいます。あたくし、”店長”になったばかりの頃は全然へっぽこで「店長って何をするんだ?」と店長の仕事内容が全く分かりませんでした。まぁ、”マスター”という上司も居たので実質その”マスター”が店長業をしていたので、いわゆる”店長見習い”だったんですね。そんなもんだから、遅刻はするし、仕事中は柱に寄りかかってボーっとしてるわでダメダメでしたね。もし、その頃のあたくしを今のあたくしが見ると速攻でライダーキックの嵐ですね。(笑えない) けど、そんなへっぽこなのにプライドだけはあり「俺が”店長”だから。”マスター”って何よ!」と常に反抗的な態度をしていました。(もし、あたくしが”マスター”ならサッカーボールキックの雨あられですね)結局、”マスター”もサントリーホール2001という店を1989年にオープンするにあたりそこへ行き、とうとうあたくしが”店長”そのものになりました。イキりましたね~。(笑) 今の”白木”なんてミジンコのうんちみたいです。(”白木”はうんちじゃないですからね)なので、どんどんスタッフが辞めて行きました。最後に残ったのは”細B”のみ。(笑) で、そこから自分の不甲斐なさを痛感して頑張りましたよ。

それからあたくしの本当の”店長業”がはじまりました。また、その頃からあたくしが面接したスタッフが部下になり不思議なもので、それまで上司や先輩や同期が居た時には責任感とかなかったのに「こいつらを育てよう!一緒に成長していこう!!」という気になり、今日のテーマでもある”所作”が身に付いたと思います。それは、スタッフから逃げないということ。その昔、親戚のおにいちゃんのローレルがなぜか?家の前にあり、それをいたずらで動かしていると、玄関に出て来た”おやじ”が「ダメだ、ダメだ」と手を振っていたのを無視してバックしたらお菓子屋さんの車にドン!!。えっ!?と、その時に”おやじ”が「だから言ったんだ」と言わんばかりに残念な顔をしながら家に入って行きました。その時に「おやじ、逃げたな。」と思ったんですね。そこで、「大丈夫か?」などという言葉はいらなく、「だから言ったろ!!」とあたくしを車から引きずり下ろすくらいはしても良かったかなと。それもあり、あたくしは「こいつらの”おやじ”になろう”!それには逃げないで言うべきことは言うし、殴る時には殴る!!」と決めてスタッフと接しました。今にして思うことは相当厳しかった店長だと思います。(今でもか)しかし、それらスタッフの殆どは今でも繋がりがありますし、当時の”オペラ”というお店は凄くお客さんが来てくれて繁盛店になりました。

あたくしはアルコールの作り方だとか、ましてやカラオケパブなのでフードもつまみ程度で、またあたくし自身が音程もリズム感もなくカラオケや手拍子は下手っぴ。(笑) けれど、まだ22歳のガキだけど「男とは、人生とは」を常に語っていていましたね。また、そのような立ち振る舞いを意識していました。「俺の後ろ姿を見ろ!!」的なね。そこには「雪降る中、お菓子屋さんの車にぶつけた時に家に逃げた”おやじ”のようにはならないように」という思いがありました。なので、常に自分の嫌な部分や苦手な所を克服するために積極的に向き合いました。今にして思えば、その”所作”が18,19,20歳のやつ等に共感されたんだと思います。いま、”白木”や今さらながらに”中川”をみて思うのは、つくずく”店長”の『所作』で人も店も違ってくるのでその辺を超絶に意識して欲しいと。格好いい”店長であり、男らし男であり、人間としての”生き様”を堂々と見せて、魅せて語れるようになれと。

追記 ”店長”は、スタッフを育ててなんぼ。

ということで、本日は「今夜も丸かのひとりバックドロップ!!」の更新日!!15時から。

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