改めて二つの違いを調べると『「資質」はその人が生まれもっている才能や性質をあらわし、「能力」は物事を成し遂げることができる力をあらわす言葉です。」と書かれています。また、「資質と能力の違いは、必ずしも先天的なものではないということがあげられます。 能力は資質とは違い、経験やトレーニングによっても会得できるものという違いがあります。』とも。
まぁ、そんな大げさではないんですが、多くの”店長”を見て来て飲食業が初めてでも、アルバイト時代から生まれ持った”資質”を備えてる人が居ます。本質を見てるので言動が違うし話が早い。また、そのような人は得てして行動が早いよね。しかし、だからと言って”店長”になるかどうか、また店長として活躍できるか?は周りの環境(特に上司)と自分自身の有り様で宝の持ち腐れになるか?輝くか?に分かれますね。
また、あたくしのような生まれ持った”天性の資質”を備えてなくても(自分で言っちゃったよ)、色々な人たちと触れ合い様々な経験を通して時間が掛かるけど”店長”になる人もいます。けど、苦労して時間を掛けたからと言って、”店長”として上手く行くか?と言えば、それもどうかです。それは、あたくしのような決して生まれ持った”天性の資質”なんか無く(どっちなんだよ)、不器用な輩は理論的に考えられなく超右脳で直感でしか動かないので行ったり来たりしてるから。
まじめな話、あたくしは決して”資質や能力”があった訳ではなく、本当に周囲の環境に恵まれたのと運が良かったですね。それは”高田社長”を始め上司や先輩や同僚・後輩と言った会社の仲間たちであったり、3秒前まで一度も会ったことのない人が2時間後には昔からの知人のようになるお客さん、無理を聞いてくれては成長を見守ってくれたメーカーさんや業者さんのお陰なんですね。
つまり、そこで知り合った『人』との関係。で、ここからが重要なんですが、飲食店でキーマンは現場を良くも悪くも左右する”店長”です。生まれ持った”資質の店長”も経験を通して”能力を鍛えた店長”でも「人を大切にできない、いや、好きになれない、他人に興味のない」”店長”は非常に苦労しますし、何より全然面白くない。仕事も人生も。なぜか?自分自身が出来ない事が出来てそれを褒められるのが嬉しかったように、また、そんな自分の成長して行く姿が当時の”店長”と自分は楽しかったように。いま現在、そんな自分が”店長”になり”店長”でなかったら会うこともなく、例え街で会ったとしてもお互い何の感情もなくすれ違うくらいなのが、”店長”をやってるお陰でわざわざ自分みたいな不甲斐ない奴と一緒に働いてくれてることに感謝しかないだろと。だからこそ、一緒に働くスタッフの成長のために口うるさくも尽力し、成長を一喜一憂して自分のことのように、いや自分が褒めらること以上に後輩や部下の成長を願いながら付き合っていける”店長”にならんばね。
追記 自分自身、”店長(上司)”から褒められて自信が付き嬉しくて楽しかったことを思い出し、また、今一度自分が”店長”の成りたての頃を思い出して見なよ。
スタッフと働くのは好きだろ?いや、人が好きだろ?人件費を気にして一緒に居る時間が減るくらいならば、”店長”がその人の人件費分の売上を作ればいい。それか、究極は自腹で払えばいい。違う?
と言うことで、本日は「丸かの今夜もひとりバックドロップ!!」の更新ですので。