手書きの「売上利益構成表」なんぞを今月から始めました。↓

売上、経費、利益の一日の一日の計算と累計。また、時間帯の売上と男女の客数と累計など・・・・・。
あたくしが、”店長”を始めた時にはパソコンに打ち込みとかではなく、皆こうして電卓を叩きながら手書きでした。
デメリットから申しますと、ほらそこは人間のやることなので「合わない」。合わない要因としては、単純に計算ミスもあるし、計算は合ってるのに書いた数字が違う。まさしく、先日それで30分以上掛かりました!!(笑)
最初に言うと正解は「19、359円」で、そう電卓にもその数字が出てるのにおかしいな~と、何度も最初から(他の列の数字も)やり直しても微妙に合わない。(泣)最終的には「19、359円」を「19、539円」と書いてしまっていたんですね。(笑) その差額「180円」。(こんな、書き間違いで30分無駄にしました)

他にもデメリットがあり、何度も書いては消してるので用紙が弱くなって来るし汚くなる。その上、一列、二列を間違えて消しゴムで勢いよく消すと「ビリッ!」と破ける。(セロハンテープで裏から貼りつける)
他のデメリットは、その昔はカラオケパブだったので店が終わってほろ酔い気分でやるもんだから、殆ど計算が合わない!!しかも、途中で落ちながら書くもんだから、自分でも「なぜ?こんな計算になる!?」と言った数字が出て来た時には、ぶっ倒れそうになるんですね。(泣)
あと、先程からも書いてるように「合わない」時は消しゴムで消すので、鉛筆かシャーペンなんですが、ツワモノはボールペンで書く輩も。案の定、消しゴムでは消えないので上から修正液かテープを貼る始末。(不思議なやつです)
しかし、この手書きの「売上利益構成表」の良い所は「生きた数字が分かる」と言うこと。あたくしなんか、小中高と算数・数学は大の苦手なので苦戦しましたが、これは予約帳や明日の客数を予想して仕入れを考えてるのは自分自身。なもんだから、今お客さんが何人来てどれくらいの売上で何がどれくらい出てるかも分かり、そこから締めの計算と連動できて自然と「仕組み」が分かってくるんですね。
しかも、客単価やフード・ドリンク、人件費、諸経費の「パーセント」を出すのに、いちいち例えば今日の「ドリンク仕入れ」÷「今日の売上」と言うように何回も売上が出て来るので、いつの間にか覚えてしまうんですね。(つーか、数字を暗記と言った方が正解かも)
なので、この「売上利益構成表」をやることで、自店の数字を把握し暗記が出来る。今、自分の店の売り上げ累計や仕入れや人件費、客数・客単価、そして利益累計がバッチリと頭に入ってるので、現在自店のどこが悪いのか?を「何となく」とかではなく、「数字」で論理的に課題が見えて来て対策が効果的に打ちやすいんですね。
これね、「売上計算」だけならどこもやってましたが、「利益」まで出させるところってあまりなかったんですよね。しかし、当時の“タスコシステムの高田社長”は「経営者を育てる」と言う思いもあって、「これだけ利益が出るんだぞ」ってね。

普通は、「こんだけ利益が出てんならもっと給料を上げろ!!」とか「なら、自分でやった方がいいだろ」的になる人も居るけど、そこを恐れないでやらせてくれましたね。まぁ、そんなことを言うのは居ませんでしたけどね。きっと、自分でやるよりもタスコでやってた方が楽しいし、やりがいがあったからです。
まぁ、その「利益」から税金や銀行から借りたお金や金利、設備投資の返済にお金が出て行くし、社会保険や今なら消費税なども支払うんですけどね。(笑)
それにしても、もの凄くアナログだし面倒で計算が合わないと頭に来ますが、でも、これの方があたくしは頭に入るし、課題・問題が分かるのでしばらくやってみます。

やっぱ、面倒だわ。(笑)
追記 書くって覚えますね。
そう、PCは計算式が出来てるので数字を入れれば自動計算です。でも、それって何がしかの統計や資料を作る時には便利だけど、日々の生きた数字を覚えるには、やはり最初は手書きが一番だと思いますよ。(それも、シンプルにすることね)手書きで自店の数字が十分に理解できるようになってからPCだね。
”祥子”は手書きからPC入力を覚える際には、入力が細かい(こんなの自店で使う?と言ったような細かすぎる数字)小難しいのを入力するのが苦で「本部長、パソコンのレジ〆部隊って居ませんかね?」と聞いてきましたっけ。(笑)
