「店は生き物だから」とあたくしはもう何十年も言って来ました。
「気・氣(キ・ケ)」とでも言いましょうか、そこで働いてる人の動きや状態、見えないけど何か仕事ぶりや心を見透かされてるようなんですね。
まぁ、「感情」と言えばそうなんだけど、何かもっとあるようなね。
なので、働いてる人ひとりでお店は”生き店”にもなるし”死に店”にもなるのさ。
面白いものでアルバイト、それも新人ひとりで変わることがあるので面白い。
また、やはり「店長」の言動や”心根(こころね=本性)”で大いに左右される。
いつも暗い顔や否定的な言葉の”店長”では当たり前だけど、周りの「やる気」を削いで行く。
しかも、当の本人が気づいてないのが残念無念。
あたくしはね、悪いムード(気)の流れになった時ほど「笑顔で」「声を張って」「前向き」な言動をするしさせます、うそでも。
「負のオーラに取り込まれて負けない」ように。

店って、ちゃんと「誠実」に、そして「一所懸命」に「良くしよう、良くしよう」と働いてる人をジッと見てるんですね。
やましい気持ちや不誠実だったりごまかしの「心」を持ってる人のお店は必ず問題が起こる、当たり前だけど。
12月って、ある意味一年間の営業を通して働いてきた人たちの総決算でもあるんだけど、良い方向へ向かう店と、逆の意味で「悪い総決算」になる場合もあるんですね。
それは、日ごろの「心根」が悪いから。
面白いもんですよ、12月ってその店のその人のメッキが剝がれるんだから。
自分本位ではなく、店とスタッフとお客さんを大事にして喜ぶ・楽しむことを優先してきた人をちょっぴり褒めてくれる瞬間があるんですね。
なぜか?「店は自分の鏡」だから。
そう、常に自分に対して葛藤し、反省や後悔もしながらも「良い店にしよう!したい!!」とね。
「良い店」って、スタッフが成長しお客さんが満足してくれるって単純なことなんだよね。
そう、小難しいことではなく単純なことを右往左往、試行錯誤しながらも、決して100%にはならないけど、常にそこを目指す姿勢ね。
一人くらい、今日くらいって怠る自分を店がちゃんと知ってるんですね。
そう、「店は自分」だから。
追記 本日は、「てまひま」「欽ちゃん本店・支店」「にんにく唐がらし」が営業していますので!!
色々とあり、時には何もかも投げ出しくなるし逃げたくもなるけど、ふと、「これを乗り越えるのも仕事のだいご味で面白いことだよな。」と思えば、やりがいがでる。



