あの大嫌いな運動会が終わると、一転して待ち遠しい”フィールドワーク”です。
当日は朝からワクワクと緊張でいっぱいでした。
学校へ着くといちいち教室へ入らないで校舎の前に集合していて、近くにはバスが着いています。
もう、先に来ている友達も満面の笑顔ではしゃいでいます。はしゃぎすぎて朝っぱらから先生にげんこつされているのもいます。(笑)
必ず、「乗り物酔いするので一番前に座らせて下さい」って言う人がいましたが、一度私も一番前に座りたくて「先生、乗り物酔いするので一番前に座らせて下さい」
と言ってもスルーされました。あれは女子や日頃から真面目だったり体の弱い生徒はその通りになりますが、
私のような生徒は「お前、なに言ってんだ?黙って後ろに座ってろ」って感じなんですよね。
やっぱり、先生は見抜いてます。(笑)
小学校低学年は近隣で、高学年は少し遠い所へ。
勉強をしなくて良いのと、皆でバスに乗って行けるのも楽しみ、また、バスガイドさんと会うのも小学生ながら
楽しみの一つでもありました。
バスガイドさんが色々と話してくれるんですよね。でまた、調子に乗った男子がうるさくして先生に名指しで叱られる構図。(笑)
本当に具合が悪くなって、さっきまで騒いでいた友達が急に顔が真っ青になって吐いちゃったりしてね。
吐いた本人も最悪だけど、隣で見てしまった生徒ももらいゲロしてしまい、こちらも最悪。(笑→涙)
それでも”フィールドワーク”は楽しみなんですよね。
小学5年生に野幌まで来て、そこで欧米系外国人グループを見るや否や
テレビや雑誌でしか外人を見たことがない炭鉱町の子供達は、一斉にその外国人の周りに集まりなぜか?サイン攻め。(爆)
あの外人さんたちは、一般人なのに「なぜ、サイン!?」と、思ったでしょうね。きっと、子供達は、外人=有名人=サインの公式だったのでしょうね。外人さんも、笑顔でサインをしてくれました。
本当にたのしい想いででした。
あとがき 小さい時から知っていたお兄ちゃんが、”フィールドワーク”で行った施設で元気にトランポリンで跳ねていました。
「あっ、三○山のお兄ちゃん!」
「おぅ!たっち!」
少し大人になってから分かりました。
三○山のお兄ちゃん、ちょっと悪いことしてしまったんだと。