給食と中野

小中と給食でしたね。先割れのスプーンとフォークが合体したので食べていたのが懐かしいです。
フルーツポンチの日はかなりテンションが上がっていました。
あと、牛乳に溶かしてコーヒー味になるミルメークも地味に好きでした。
ちゃんと溶けるように牛乳瓶を持ち上げて底を見ながらストローで必死にかき混ぜていました。
そう、「傷だらけの天使」というテレビドラマが流行った時には主演の“萩原健一”がオープニングで牛乳瓶のフタを手を使わないで口だけで開けるのを真似ていましたね。

一度、同級生の“中野”が休んだので先生に
「帰りに“中野”の家によってパンを持って行くように」と言われたので、
もう一人の友達と“中野”の家に行きました。
玄関の扉を開けて「中野く~ん、中野く~ん。」と呼んでも返事が返ってこなくて、
玄関から少し入った所にパンを置いて帰ろうと思い、
中をのぞくと家の中が散乱していてお父さんらしい人がうつぶせに突っ伏していて、
ふと視線を上げると“中野”が学習机の椅子に座って呆然としていました。
私と友人は見てはいけないものを見てしまったようで、
「給食のパン置いとくから」と足早に出てきました。

炭鉱町は何らかの事情を持った人があちこちから集まり、また何らかの事情であちこちへ行ってしまいます。
給食の楽しい時間を思い出すと同時に“中野”の呆然とした姿を今でも脳裏に焼き付いて思い出します。。。。。

https://www.youtube.com/watch?v=tmwcza4mwCA

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