今でも年に一度位は数名のスタッフと一緒に芦別の”三千里”へ行きます。
高速で滝川で降りて、赤平の裏から行った方が道も良く近いのですが、
三笠で降りて山道を通って行きます。
理由は頼城(今時期は頼城へ入る前に時間があれば三段滝で”山わさび”を
買う時もあります)を通って中の丘を見渡しながら西芦に入り、まだ一応ある
最後に住んでいた改良住宅7丁目52-2-7を確認し、そのまま小さい時から
お参りしている7丁目のお地蔵さんを拝み、それから桜ヶ丘の霊園へ行きおじさん
のお墓に好きだった焼酎と花を供えるのが三笠から降りて山道を通る目的です。
そして、”三千里”でお目当てのホルモン、シンタン、サガリをめいいっぱい堪能し、
帰りは滝川から高速へ乗るのに常磐を抜けて赤平、東滝川、滝川インターから帰路へ。
行く度に思うのはやはり炭鉱町の変わり果てた姿です。
頼城はほとんど住宅が無く、中の丘は草が生い茂り、西芦も一部だけに住宅が
集中していて、商店街も学校もなく本当に寂しい限りです。
幼少期から思春期を過ごした町からは人間の営みを感じることがありません。
整然と並んでいた炭鉱住宅、グランドからは部活の掛け声、子供たちのはしゃぐ声、
商店街や三北商事で買い物をしている姿、15時前から風呂の前で並んでいるお年寄り、
祭囃子の音色、定期になるサイレン、行も帰りも無口な坑夫たちの波、とんぼ網で
虫を捕まえている子供たち・・・・・。
まさに「つわものどもが夢の跡」です。。。。。