とり天狗、一旦閉店

昨日の営業で、とり天狗は一度閉店となりました。
次の日に少し感傷的に・・・と思っていたら
そんな気持ちも吹っ飛ぶくらい、既に『にんにく唐がらし』に向けて工事スタートしました。

うん、これが現実。
まだカウンターの高さを変えるくらいですが、この作業音がとり天狗がオープンする前の事を
逆に思い出しましたね。

7年前はスケッチブック使って、オープンスケジュールやら商品やらをまとめていったのが
懐かしいですね。
一番最初のスタート時には、ショルダーネームが『鳥肉バーベキュー』ですって。
思いは色々込めていたんですが、分かりにくかったなと。
『とり』も『鶏』じゃなく『鳥』に勝手にこだわっていました。
でも店名は『とり天狗』という、どっちじゃい!という迷走が見えてますね。

当初、キッチンスタッフはおらず、僕がキッチンをする前提での業態開発だったので
『炉』を構えて炭焼きではなく、バーベキューというキーワードを強めでスタートしました。
それにしても、最初は全面で炭起こしてたので本当に熱かった。
オープンフォローでツネチーといっしーが来てくれましたが、三日もすると自分の店に戻ります。
当たり前ですが、毎日が慣れないキッチン生活でした。
嫌だとかではなく、そもそも向いてない笑
熱さと追われ感で怪訝な表情になるし、しかも言葉もきつくなる。
もともとの性格も合わさって、終わってからの仕込みと、朝来てからの仕込みの繰り返しがかなり重い。
人も安定しなかったな~。

餃子を始めたり、人が辞めたり、やきとり始めたり、人が辞めたり、卓上コンロや、鹿肉始めたり、
人が辞めたり、コロナで弁当からのランチを始めたり、牡蠣を取り寄せたり、かもさん、竜子が入った
辺りから今の形で比較的落ち着いてきたかなと思います。
かなり省きましたが、とり天狗に関わってくれた皆さま本当にありがとう。
至らない僕のせいで振り回してしまった皆さま、本当に申し訳ない。

とり天狗としては、これからは桑園駅の高架下イーストプラザ内にて5月末での開業を目指して
日々、準備進行中です。
そちらのお知らせも随時更新していくので、少しだけ期待してお待ちください。

昨日も社長が最後にカウンターに来てくれて、この手書きの紙を『新店舗に持った行ったら
いいんじゃないか』と。
一瞬迷いましたが、丁重にお断りました。
今日から5月4日くらいまでは、店の片付けしてると思いますので天狗の余韻を味わいながら
ちょっとだけゆっくり過ごしたいと思います。

約7年とり天狗として、丸かとしては16年この地でお世話になりました。
ありがとがとうございました。

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