ささやかな楽しみ

山間の炭鉱町なので、日常は至って平凡です。
なので、たまに行く「芦別レジャーランド」や「油谷(ゆうや)温泉」、
ホルモンの「恵久(えく)ちゃん」へ行くのがイベントでした。
※「油谷温泉」は現在では「芦別温泉スターライト」に変わっています。

あとは、学校へ行き友達とはしゃいでいる程度。
が、そんな中でもちょっとした「ささやかな楽しみ」なんかがあり、
それはヤクルトやジョアなどの配達してもらう飲み物。
「カツゲン」なんてのもありましたね。

そんな中、その領域を突然嵐のように侵し始めたのが「タングロン」です。
この「タングロン」は同じ芦別の“上芦別”で作られた、ご当地ドリンクでして、
気がつけば私の家でも取っていました。

販売開始が1969年となってますので、私が知らなかっただけかも知れませんが
学校給食にも出て来た時もあります。(納豆モナカ並みに)

牛乳は学校で毎日飲み普通ですが、子供にとってはヤクルトやジョア、カツゲン、
そしてタングロンはジュース感覚で、ちょっとしたご馳走感のある飲み物。

がしかし、このちょっとしたご馳走感のある飲み物たちが、なぜか?
半年と続くことはなく「加藤家」から無くなるのです。(大人の事情かと)

しかし、この「タングロン」も2020年3月31日を持って販売終了しました。
実に半世紀ちょっとも飲まれ続けたんですね。味は昆布ベースと思えないほど
スッキリしていて、それはりんご果汁を入れているからと思われ、しかも、
保存料や人工着色料などは一切使用していないので、とても体に良い飲料でした

ただ、思うにもう少しパッケージの昆布を何とかすれば良かったかな?と。
普通、「タングロン」って聞いて「?」と思いませんか?
私は「炭鉱」の町で作っているから「タングロン」かと思ってましたからね。(笑)
なんでも、タングロンの名の由来は、昆布を英語で表記した「tangle」という言葉が
元となっているんだとか。(分かりずれー!)

まぁ、何を言っても後の祭り。
ありがとう「タングロン」。

なぜか、子供が容易に取れない位置に設置している。


ふと、この曲を聴くとあの頃を思い出します。。。。。

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