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今年最後に顔を見に行き。

なんと!”欽ちゃん支店”が「今月28日から30日までは14時オープンではなく12時オープンいたします!!

取り敢えず早い時間から、帰省の友達と早い時間から、会社に行かないで早い時間から、昼からヘルスへ行き匂いをごまかしに早い時間から(これは遅くでもバッチリ!!)、そう、今年最後の”欽ちゃん支店”はどんな要望にも応えますよ!!これは来年24時間コースか!? では、本題です!!

昨日、今年最後のおふくろに会いにグループホームへ行きました。本当は北海道神宮へ「神札」を買いに行こうと思ってましたが、準備をしてる途中で「そうだ?今日行かないと今年は行けないよな?」と思い急遽グループホームへ。中々の凍結で時々猛吹雪、しかも-4℃。(笑) で、面会は相変わらず玄関先なので寒いんですね。なので、「風邪でも引いてもな~。なら、玄関先で顔だけで見て帰ろう」と。いつもより少し時間が掛かり着きました。インターホンを鳴らし職員さんが出て来たので「今日は顔を見に来ただけです」と伝えて、間もなく車いすに乗せられた嬉しそうなおふくろが。「今日は顔を見に来ただけだから。」と。「どうしてさ~」「寒いから風邪を引いたら困るから。」「中へ入って行きな。(自分の部屋へ)」「ダメなのよ。感染症で入れないのさ。」何度もこのくだりをやってますが認知症が進んでいるおふくろには理解できません。「だから、今日はこれで帰るから。今年はこれで最後だけど」と。すると一瞬おふくろが悲しい顔で目には涙が少し浮びました。なので、「来年直ぐに来るから。今日はこれから仕事だから。またね!」とあたくしの言葉を理解できないまま手を握り締めて「うん、うん。」と。「やっぱり少しいるわ!」と言いそうになったけど、あたくしの悪い所で「今日は顔だけって最初に言ってしまったからな~」と辺な生真面目さとクソの役にも立たない体裁。車に乗るまでも「今からでもやっぱり少し居ます!」と考えながら車に乗り込み発進。あんだけ慎重に来た道のりを、自分自身へのふがいなさと「いつまでこんな玄関先の状況が続くんだよ!!」と言う怒りでアクセルを吹かしまくりました。途中、脇道に入り「やっぱ戻ろうかな」と。しかし、結局帰って来ました。このまま、車を置いて事務所へ来るのも何なので当初の予定通り北海道神宮へ。神札のこともあるけど、どこかでふがいない自分を神様に許して欲しいと思ったんだと思います・・・・・。

これは、20年以上も認知症の母の壮絶な介護体験から、人々の心を打つ珠玉の詩を数多く紡ぎだしてきた詩人の”藤川幸之助”さんの詩です。

「扉」

すっかり私のことなんて

忘れているかもしれない。

母に会うのは久しぶりだった。

老人ホームに行った。

認知症の高齢者の中で

静かに座って私を見つめる母が

涙の向こう側にぼんやり見えた。

私が帰ろうとすると

何も分かるはずもない母が

私の手をぎゅっとつかんだ。

そしてどこまでもどこまでも

私の後をついてきた。

私がホームから帰ってしまうと

私が出ていった重い扉の前に

母はぴったりとくっついて

ずっとその扉を見つめているんだと聞いた。

それでも

母をホームに入れたまま

私は帰る。

母にとっては重い重い扉を

私はひょいと開けて

また今日も帰る。

追記 さぁ!今年も最後の週は気合全開よ!!

玄関先にコンセント見つけたからヒーター持って行こうっと。それくらいいいよね?

”白木”、わざとだろ。

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